長岡市が成し遂げたアメリカとの和解。
心は通じます。
理性的な話が通じる国がある一方、ここぞとばかりに恨み続ける国があります。
エンドレスな憎しみしか持てない国
韓国のもはやむちゃくちゃな被害者立場、中国の「当面の敵」を作る施策。
そうとしか思えない話し合い不可能な関係。
譲歩すればまたつけ込まれる。
韓国や中国だけではなく世界の多くの国々は被害者の立場だけで戦争被害を叫びます。
ヨーロッパの多くの国は常に加害者と被害者を経験してきているのでさほども有りません。
そのように見えます。
慰霊と平和の花火
その中で越後長岡は12月8日、真珠湾攻撃とマレー半島攻撃、日本の海軍・陸軍が英米に宣戦布告した日に慰霊と平和の花火をあげています。
12月8日は様々な交渉・貿易交渉の末、結果的に日本が口火を切った太平洋戦争が始まった日です。
米国真珠湾攻撃を指揮したのは山本五十六、長岡市出身です。
山本五十六は旧姓高野で戊辰戦争で新政府軍と激戦をして敗れた長岡藩士の家系ですが、山本家という名門家老の家を継いでいます。
長岡という町は戊辰戦争と太平洋戦争で2度も焼かれています。
新政府軍と市街戦をした藩も少なく、戊辰戦争と太平洋戦争の戦火を経験したのは長岡だけなのかもしれません。
その二つの戦いは激戦で最初は長岡藩・山本五十六の艦隊の圧勝で始まり最後には廃墟になるまで敗れました。
被害者でもあり加害者でもある、それが戦争
つまり、加害者でもあり被害者でもあったのです。
長岡市民には酷い目に合ったという気持ちは強いです。
しかし、こちらの銃弾や爆弾で死傷した人も大勢いることを知っています。
その家族の苦しみも長岡市民には容易に共感できます。
毎年長岡空襲の有った8月1日の翌日8月2日・3日は長岡大花火で落された爆弾の反対の空に向けて爆弾ではない花火を打ち上げています。空襲で亡くなった市民の慰霊です。
まるで空から降ってきた爆弾を花火に変えて空に打ち返しているようです。
ロシア・シベリア
長岡市の花火師嘉瀬誠次さんはシベリア拘留で亡くなった戦友の為にロシアのアムール川でも慰霊の花火をあげています。
長岡花火の象徴嘉瀬誠次さんは、ロシアで花火を上げることを実現していたのです。
そして2012年12月8日に今度は嘉瀬誠次さんと長岡市民とでアメリカ市民及びこの日に始まった戦争で亡くなった人に向けてのための慰霊と平和の花火を打ち上げます。
この運動は最初は市民の平和の願いの合意を市が実現しようと動き、市民の手で開催され今日まで続いています。
大事な事は委員会の合意のみを持って決められ、運営資金もイベントスタッフも基本的に市民だけです。市は難題が出てきたときに便宜を図る、そういう立場で参加しています。
基本、全て市民の手弁当なのです。
下記 2012年12月8日の慰霊と平和の花火のスタッフの記念写真。(私も写っていますが内緒です)
アメリカ・真珠湾
そしてついにアメリカハワイ州のオアフ島真珠湾で慰霊と平和の花火が揚がります。
不可能と思われた軍港真珠湾での慰霊と平和の花火、日米の関係者の努力により実現したのです。
ということで、なんと、ロシアとアメリカという2大軍事大国でお互い様の精神の基で慰霊と平和の花火の打ち上げに成功したのです。
これほどの説得力のある平和のセレモニーは有るでしょうか。
日本は敗戦が濃くなった完全な不利の段階でロシアにもアメリカにも随分と酷いことをされました。
一方、日本は大国ロシアに勝利(日露戦争)したこともあり、太平洋戦争では最初米英軍を圧倒しました。
日本軍によるロシアと米英の被害も凄いものがあります。
長岡はその二つと和解したのです。
長岡市の新たな役割?
そのような可能性が全く無い被害者の顔しか見せないのが中国と韓国です。
歴史を見れば様々な事が起きています。
日本も今思えば随分と酷い事をしていましたが
中国も韓国も過去および現代でも酷い事をしています。
しかし、米国のハワイと異なるのは「お互い様という意識」が無い事です。
争いにはかならずお互い様の部分があります。
どうにかして越後長岡がこの辺の調停も出来たら素晴らしいと思うのですが。
この2国相手には色々と無理かな?
今年も12月8日に慰霊と平和の花火が揚がります。
最後に一言
中国・韓国はアラブとイスラエルのように果てしない憎しみを国民に植え付けています。国内問題を国民の目から逸らすという目的があるのでしょうか。でもまたそれは、日本も中国・韓国をそのように反日国家なのだとして利用しているのかもしれません。
長岡の慰霊と平和から眺めると常にお互い様です。