人気のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」、井伊直政を育て直政は徳川家の重臣となります。
直政は本能寺の変で織田信長が亡くなった後有名な伊賀越えで徳川家康を三河に帰すことに成功します。
そのもよう(音は消されています)
そしてその手柄として家康から、当時きわめて高価な孔雀の尾羽でつくった美しい孔雀尾具足陣羽織を拝領します。
それが彦根の井伊家ではなく越後与板の井伊家に伝わっています。
ただし、あまりにも古いものなので色もさめ繊維も弱っているようです。
そこで復元したものが長岡市与板民俗資料館に展示されています。
実際に見てきましたが実に素晴らしいもの。
こんな美しい陣羽織を着て戦国の武将は戦ったのですね、死に衣装の覚悟でしょうか。
その復元を行ったのは京都市中京区の老舗帯メーカー「誉田(こんだ)屋」とのこと。
「孔雀尾具足(くじゃくびぐそく)陣羽織を初公開」が詳しいです。
その陣羽織の写真もあがっています。
与板の展示は残念なながら撮影禁止。
掲載できません。(この手のものって写真を見せて実物への興味を喚起するのが一番だと思うのですが、なんか手を打ってほしいですね)
もう一つ滋賀彦根新聞のサイトにもあがっていました。
★井伊直政が徳川家康から譲り受けた孔雀尾具足陣羽織の再現品、四番町ダイニングで展示
孔雀尾具足陣羽織の写真が見れます。
是非是非、長岡市与板民俗資料館へ行ってみてください。入館料大人300円です。
与板藩(よいた はん、旧字体:與板)は、越後国三島郡(現在の新潟県長岡市与板地域周辺)に所在した藩。藩庁は与板陣屋。藩主は初め牧野氏、その後幕領を経て井伊氏。家格は帝鑑間詰めの譜代大名で、石高(表高)は初め1万石、1705年(宝永2年)井伊氏が藩主となった際に2万石となっている。
元は彦根のほか掛川にも居たところ改易になって、その後与板で再興できたようです。
いずれにしろ家康最大の危機を救った井伊直政の手柄に対して贈られたもの、大河ドラマの一番の盛り上がりの一つでしょう。
かなり大きな確率で家康からの贈呈シーンが有るものと思います。
検索した人、このページを見つけたのはラッキーです。長岡市与板民俗資料館はここです。
外観(NHK大河天地人の「兼続お船ミュージアム」の文字が大きいです)
レプリカは立派なものです。直政はこういうものを着ていたのです。
与板に見に行ってください。安土桃山の煌びやかさが体験できます。
現代人ももっと派手で良いかもです。
おまけ:幕末の大老井伊直弼はあの桜田門外で暗殺されました。
与板藩最後の藩主はその直弼の四男とのこと。
詳しくはページ冒頭の与板藩Wikipediaをどぞ。
NHK大河も面白いですね。
戦国大名の配下で右往左往する武士の生き様が良くわかるストーリーです。
井伊家の本はいっぱい出版されています。グッズも出ていますね。