年表化してみた。大英図書館で発見された、古浄瑠璃本「越後国柏崎 弘知法印御伝記」ドナルドキーン尽力で大英図書館で上演実現

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とにかく長い長いお話です。

初めに簡単にお話しすると、大英博物館大英図書館で発見された謎の浄瑠璃本がその図書館で上演されたという事です。

古浄瑠璃本「越後国柏崎 弘知法印御伝記」が中越沖地震後に柏崎市で上演され、それに尽力したドナルドキーン。その事については「日本の宝物ドナルド・キーン・センターはなぜ新潟県柏崎市に建立されたのか」に拙くまとめました。

大英博物館

 

 

今回、大英図書館で上演されたことから、この長い物語で新潟県長岡市・柏崎市・新潟市と英国はロンドン市と米国はニューヨーク市、そして日本の東京が関係している物語を年表にしてみます。

参考: 西生寺(長岡市寺泊) : 幻の浄瑠璃「弘知法印御伝記」英で発見、「地元」へ(朝日新聞)

  • 1290年代 弘智法印、千葉県八日市場市大浦に生まれ、大浦の蓮花寺に入信、後に住職となる。
  • 江戸に出てお寺を建立、その後東北・北海道・関西・四国・九州を廻り33寺を建立(現存は3寺、西生寺HPをご覧ください)
  • 高野山へ行き越後に入り、弥彦山に入り修行「木喰行」を行うには最高の地であることを知る。
  • 1363年(貞治2年)10月2日 その場所が西生寺であり、そこで修業し即身仏となる。
  • 江戸時代(1685)年ごろ 日本橋の人形浄瑠璃の一座が「弘智法印即身仏」をモデルとした人形浄瑠璃「-越後国柏崎-弘知法印御伝記」を上演、台本も刊行された。
  • 1692年 ドイツ人医師ケンペルがその印刷された台本を国外に持ち出す。最終的に大英博物館に所蔵される(中国のものとされたらしい)
  • 江戸時代後期「弘智法印即身仏」をお祀りするための弘智堂が完成。
  • 1803年 良寛様が半年間西生寺に仮住まいする。
  • 1962年 早稲田大学名誉教授の鳥越文蔵さんが依頼された「えたいの知れない古い本」の調査で大英博物館にて発見。
  • 1966年 鳥越文蔵さんが「古浄瑠璃集(大英博物館本)」として刊行した。
  • 2006年 新潟に戻った鶴沢浅造さん(文楽で三味線弾き)にドナルド・キーンさんが鳥越さん(友人関係)の「越後国柏崎 弘知法印御伝記」を勧める。(鶴沢さんは越後角太夫さんと名乗り、後にキーンさんの養子となる)
  • 2009年6月 柏崎産業文化会館ホールで「人形浄瑠璃越後猿八座」の旗揚げ公演として上演される。それは中越沖地震からの復興への道を懸命に歩む柏崎市民に夢を与え、明日への希望の灯となった。
  • 2011年3月11日 東日本大震災発生
  • ドナルドキーン 窮地に立った日本の為に日本に帰化することを決意
  • 2,013年9月21日 新潟県柏崎市のブルボン財団がニューヨークの書斎等の再現を中心としたキーン先生の文化資料館「ドナルド・キーン・センター柏崎」を建設しオープン。
  • 2017年6月2日 ロンドンの大英図書館で復活上演ロンドンにて(6月2日-1):日々、ドナルド・キーンとともに 越後角太夫、鶴澤淺造)

現在においてもまだまだ続いている国際的に広がり、長い長い一級の歴史の詰まった物語です。

今回、弘智法印さまが日本全国をまわられ多くの寺院を作られたとても偉い方である事、良寛も関係している事を知りました。すばらし、越後の宝物ですね。

 

どうしても即身仏に話題が寄っていますが、その前と後ろも超一級の物語です。

 

地図

グーグルストリートビュー

 

 

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