2015年3月のある日、ツイッターにこんなツイートが流れてきました。
いらっしゼいませ
ずとてのぺうくろ
何だろう?
実はこれが
日中友好に水をさす大問題とされる
「ずとてのぺうくろ」だったのです。
尖閣・靖国・南京、いいかげん戦後もとっくに過ぎたころに持ちあがる中国都合の問題。
中国国土に攻め入った日本の戦争責任はわかります。状況だけでは日本が悪い。
そして現代、今また中国大陸に進出する日本男子に新たな中国からの挑戦。
これが日中間に横たわる問題なのです。
ググったらこんなに出てきます。
いかに大問題であるかお分かりいただけると思う。
様々な看板に用いられれいるのだが基本形態は以下である。
KAN PO SHING NIGHT CLUB
いらっしゼいませ
ずとてのぺうくろ
Welcome To Man’s Paradise
Enjoy Yourself
以下のように調べてゆきます。
- ずとてのぺうくろ問題とは・・・どこで使われているのか、いつごろから?その背景ほか
- 解決の糸口・・・ICTの歴史・技術にまつわる問題、日中友好・交流の進展
- 果敢に挑む日本の研究者たち・・・解決?隘路に入り込む研究
- 突破する研究者たち・・・いま最も有力な学説。
- 番外:こしくわの新説・・・決着の自信有り^^
1、ずとてのぺうくろ問題とは
中国大陸、主に香港でこの看板あがったものと思われる。
観光客やビジネスマンを癒す夜の歓楽街で怪しく光り輝く看板であった。
賢明な皆さんはお気づきのことと思われますが
日本語の文章をOCRで読み取って若干の修正を整え作ったものと思われます。
ハッキリ言って日本語になっていません。
それでもかまわないからあげちゃえ、これが日本人と中国人の典型的なギャップです。
よく解らないものは引っ込める日本人、よく解らなくてもとりあえず出しちゃう中国人。
2、解決の糸口
OCRで読み込んだという事を表しているのが「ゼ」です。
ゼの存在は極めて大きいのです。
「いらっしゼいませ」
が「いらっしゃいませ」であることは容易に想像できます。
「ゃ」を読み込んで変換する際にOCRは「ゼ」としてしまったのです。
※OCRとは光学文字認識のことであり、スキャナーなどで読み取った図形を文字に変換するもの。
3、果敢に挑む日本の研究者たち
中国大陸に行った日本人から不思議な画像、不思議な言葉が書かれた写真がネットにアップされます。
これは何?
好奇心旺盛な日本人の研究者は解明に挑みます。
さあ、どのような解釈が出ているのでしょう。
4、突破する研究者たち・・・いま最も有力な学説。
では、各学説を見てゆきましょう。
「ずとてのぺうくろ――」。香港から日本人に向けられた謎の暗号。この暗号を解読したい。誰にも頼まれてないが我々調査チームが立ち上がった。「ずとてのぺうくろ」問題に終止符を打つ。
・「ずとての」は「おとこの」で間違いない。
・つまり「ずとてのぺうくろ」とは、「おとこのパラダイス」と「おとこの城」という二つの意味を持つ
『ずとてのぺうくろ』 は 『おとこのらくえん』ではなく『おとこのくらぶ』だと思うのです。
以上の二つがそれぞれの系統の主張の中でかなり踏み込んだ学説として挙げさせてもらいました。
番外:こしくわの見解
これに対して私の見解を述べて終わりにしたいと思います。
単純に単純に考えます。
後で述べますがこれは日本語らしきものが書かれていればよい看板なのです。
「Man’s Paradise」からただ単にパラダイスとう日本語がそこの日本語の位置にあったものと推理します。
パ → ぺ 、 ラ → う 、 ダ → この字は複雑でOCRでは読み切れず飛び、消えた 、 イ → く 、ス → ろ
さあ、これで「パラダイス」は「ペう□くろ」になりました。OCR的にもっともありがちな変換になりました。
ご存知の方も多いと思いますが、OCRは読み切れない文字はむちゃくちゃな記号にしたりします。
この看板を出したい人には日本語以外の記号は困ります。
だからその部分はカット。
でもこれでは日本語になっていません。これでは使えないじゃないですか。
そうです、日本人客を呼ぶにはとてもじゃないですが無理ですね。
でもこれは中国人やその他の日本語を知らない人を呼び込むための看板なのです。
おそらくそうです。
日本でも格好いい看板にするために意味もなく英語を書いたりはたまたフランス語を書いたりしています。
意味なんかわかりません。
とくにフランス語、これ英語じゃなくてフランス語だよね。と何となくわかっても意味なんか解りません。
でもついお店に入っちゃいます。おしゃれな感じっすもんね。
つまり中国大陸の日本語とくにひらがなは最も日本語らしい文字。
漢字では違いがあらわしにくいし、カタカナもそうです。
近頃の中国漢字やハングルはカタカナに似ていて、カタカナは日本語らしくないのです。
つまりひらがなが書いてあれば中国人、また他の外国人も日本語だと解るのです。
ひらがなが書いてあるお店の看板で日本人以外の客を取り込む
看板の目的はおそらくその辺です。
「ずとてのぺうくろ」は目的に沿った優れた看板だったのです。
★結論
「看板屋さん、Welcome To Men’s Paradise Enjoy Yourself いらっしゃいませ おとこのパラダイス
という文字で看板を作ってくれあるよ」
「この「おとこのパラダイス」」って何あるね」
「Welcome To Men’s Paradiseを知り合いの日本人に日本語になおして打ってもらったものあるね」
「わかったね、OCRでテキストに変換してカッティングマシンにかけるあるね。」
OCRの仕事
ゃ → ゼ
お → ず
と → と
こ → て
の → の
パ → ぺ
ラ → う
ダ → 四次元へ
イ → く
ス → ろ
数日後
「出来たある、確認してね」
「どれどれ、おーこれこれ、これあるね」
かくして完成したのが
であった。
ひらがなの柔らかい誘惑に負けた中国の男性は次々に カモ× 上客〇 となりこの看板は瞬く間に各地の繁華街に普及した。
大河ドラマ「ずとてのぺうくろ」 完
そして日中間の問題としてとらえた場合。
問題とするのはおそらく中国政府だけで、日本語を客引きに使う中国人にとって日本語、とくにひらがなはおしゃれで安全なお店ですよという極めて友好的なものなのです。
友好のあかし「ずとてのぺうくろ」
おしまい