沖縄米軍海兵隊のグアム移転、辺野古問題等はのぞいて戦略的見地のみでみると

このエントリーをはてなブックマークに追加

沖縄米軍の海兵隊がグアムに移転したいらしい。

沖縄の米軍はただ単に軍事的なものでなく、政治の中の存在でもあり(国際は日米中、国内は与野党等多数の対立軸有り、駆け引きにもみえます。)軽々しく扱えないところですが、ツイッター上で「軍事的にはどうなのか」というツイートが見受けられましたので、そこのみに絞って集約してみます。 私みたいな素人でも何となくわかった気がします。軍事的な見地との差分が政治です。

スポンサードリンク

 

 

政治が最も重要です。多くの日本人は第二次大戦を米国に負けたと思っていますが、中国に政治的に負けたようにも見えます。中国は米英を陣営に引っ張り込み、軍事的に全く歯が立たない日本軍に対峙し勝利しました。

日本は中国に政治的な駆け引きで負けたのです。

戦争は政治なのです。

が、今回の沖縄米軍海兵隊グアム移転、政治を抜きにして軍事的に見てみました。

okinawaguam

以下主な意見







「なるほど」と思える部分を引用します。

  • 海兵隊は守りではなく攻める専門・・・当時の仮想敵国がソ連だったから、なるべく遠くにと言う事で三沢基地ではなく沖縄に住みついたとか
  • 自衛隊を組み込んでの沖縄とグアムに新たな機能のすみ分けをする基地を設けることで中露を牽制するという陣型を構築したい
  • 中国はA2AD(接近阻止・領域拒否)戦略を採用してるので米軍は長距離打撃による航空優勢の確保を模索・・・このため中国に近い沖縄基地は危険度が高く
  • 周辺住民に敵意を持たれている軍事基地、有事には情報がだだ漏れ。戦略的にそんな処には恒久基地は設けない
  • 日米安保が片務でなくなって、中国の覇権が今より強くなればアメリカの海兵隊が軍事的に第2列島線のグアムとかに引くのが戦略的に有利になってくるのでは?
  • 新しいガイドラインは、沖縄を含め、地元コミュニティーの負担軽減のために、地域における米軍再編への努力を補う

 

という事です。

どうやら軍事的にはグアムなようです。

でもやっぱり政治的には沖縄なんでしょうね。

ただ、新しい潮流が見えます。

最後のリスト「新しいガイドラインは、沖縄を含め、地元コミュニティーの負担軽減のために、地域における米軍再編への努力を補う」・・・これは、政治的要素が強いものですが、アメリカらしいのであげました。 大統領がコミュニティに言及している。本当に米国は日々の暮らし・コミュニティからの発想なのだ。ポーズではないような気がします。日本風の建前と米国の建前は大きく違う気がします。

日本は建前を言いつつも本音で動く国、選挙公約と実際の政治が違っていても、政治家も国民も本気で問題にしていないように見える。米国は建前を通さなくてはいけないようにみえます、多様な民族をまとめ、多様な国をまとめるのは建前を尊重しないと賛同を得られない。まとめるにしても米国の利益最優先ですが。

さて、沖縄海兵隊はどうなるのか。

 

スポンサードリンク

 

 

最後にTogetterのまとめをあげておきます。

Print Friendly, PDF & Email

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA