2014年2月、山梨県をはじめとして関東の大雪の除雪に出動した新潟県を中心とした北陸の除雪隊が有りました。
雪の怖さ、雪の処理の仕方は雪国の人でなければ絶対にわかりません。 山梨や関東、そして東京がその深刻さに気づく前に雪国は除雪機甲師団を派遣しました。 もちろん国の許可を得て。
除雪機甲師団
そんなのは存在しません。
が、そういう表現でしか雪の無い地域の人には伝わらないと思います。 とにかくこの除雪隊が来たらとにかく安心なのです。
圧雪をアスファルト面から剥ぎ取るマシン、それらの雪や大量の雪をかき集め車両に積んだり遠くへ飛ばすマシン。 雪を雪捨て場に運び処理するマシン、などなどで1ユニット、それらは例えば自動車道では何ユニットも連ねて雪を撃退しています。 最先端のマシンと熟練オペレーター。その何組ものユニット、機械化除雪団。
除雪機甲師団ともよばないとその「威力」「壮観」は伝わらない。そして「世界最強の除雪機甲師団の1つ」は生まれた。
「1つ」は世界にも国内にもそれぞれの雪・地形に対応した機械化技術集団はいるからである。どれが1番とは言えない世界。
それはさておき、最初のツイート
おそらく世界最強の除雪機甲師団の一つと思える新潟県部隊が動き始めました。(自衛隊じゃなく県や民間です^^)
県、大雪被害の山梨県に職員派遣|政治・行政|新潟県内のニュース|新潟日報モア http://t.co/ZMNIHqmyEZ
— NPO SOIGA (@npo_soiga) February 16, 2014
山梨県の人はこうツイートしました。
https://twitter.com/Reso514/status/435603320799916032 https://twitter.com/Reso514/status/435614735438839808 https://twitter.com/Reso514/status/435729571359379456
では、どんな除雪車両・機械をどのくらいもっているのか?
平成24年度の新潟県の体制
新潟県全体 (うち北陸地方 整備局) |
除雪ドーザ | 除雪グレーダ | 除雪トラック |
417 (10) |
221 (85) |
54 (49) |
|
ロータリー 除雪車 | スノーローダ | 凍結防止 剤散布車 |
|
242 (44) |
22 (0) |
120 (35) |
合計1,076台「新潟県853台、北陸地方整備局223台、役割・得意とする分野が違うようです。」
それぞれはどんな役割を果たしているのでしょう
「除雪作業で活躍する除雪機械たち」(新潟県HP)
を見てみましょう。
http://www.pref.niigata.lg.jp/dourokanri/1203267677758.html
表と照らし合わせられるようにキャプチャーしました。
スノーローダ(高山国道事務所HP)
http://www.cbr.mlit.go.jp/takayama/gaiyou/work_suno.html
作業:雪を押しのけ、すくってダンプトラックに積み込んだり
凍結防止剤散布車(範多機械HP)
http://www.hantak.co.jp/product/decing/senyou/
作業:その名の通り凍結防止剤の散布
で、大事なのがオペレータです。
これは民間企業のオペレータが受け持ちます。
朝早くから道路除雪をはじめ出勤時間に合わせる日々。
仕事とはいえ頭が下がります。
また、やはり雪の量、地形の複雑さによって技術が違って来るようで
新潟市の人は「さすが長岡市、除雪が行き届いている!」
長岡市の人は「さすが魚沼地域、デコボコの一つも無い完璧な除雪!」
雪国新潟県内でも技術の差は明らか。
豪雪地の除雪オペレータはゼロ戦パイロット並みの技術力かと。
ここでそれを表すビデオをあげておきます。
彼等は精鋭除雪機甲師団なのです^^
『スノー・ワーカーズ・バレエ』メイキング映像
そして最後に
2014年の山梨関東への応援の模様をまとめたtogetter
世界最強の除雪機甲師団の1つ? 新潟県内部隊(官民混成)+北陸が山梨県に即参上除雪までの経過
追記:201711
個人や企業の除雪機甲師団参加
豪雪地帯、道路と玄関が離れているとか、除雪車が来てくれないとかは
自力で除雪機甲師団に参加。
個人宅で使っている人結構います。会社とかはもっと多いです。
レビューがついているエンジンタイプの除雪機
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価格: ¥ 539,500