NHKで放送された「私が愛する日本人へ ~ドナルド・キーン 文豪との70年~」がとても素晴らしかった。
で、感銘を受けた人が多くツイートがとてもかった。
それのまとめが以下です。
「おびただしいツイがあった!絞ってもまだまだ、NHKスペシャル「私が愛する日本人へ~ドナルド・キーン 文豪との70年~」」
「私が愛する日本へ」ということが語られたわけですが
衰退しつつある地方の人達(私もそうです)こそ聞くべき、考え直すべき言葉・提言でもありました。
地方創生・地域創生・地域づくり・村おこし・町おこしとかの場面でまずここからスタートすべきではないかと思います。
私たちは既に宝物を持っている。
衰退しているのは私達の心なのではないか。
以下、多くのツイートを参考に編集してみました。
多くの人がドナルドキーンから感銘を受けた「日本への言葉」
~地域においても大事な事~
- 私の仕事は『日本文学は世界文学である』ことを証明すること
- 日本は他の国と違って日記が文学として認められている
- キーンさんが愛した日本家屋
- “お刺身は無理でしょうね”と尋ねる人は、日本人の同士意識を楽しんでいるようである
- 日本は基本的に良い方向に進んだが、伝統を知ろうとしない事が大きな弱点です。伝統を勉強して、自分の物にする事の楽しみを見つけてほしい
- 自分たちの伝統に興味が無いのは弱点である
- 伝統は時々隠れている。見えなくなる。しかし流れている。続いている。それは日本のいちばんの魅力だ。
- 自分は何者かそれを考えずに世界とはつきあえない
- 日本には美しい音楽、美しい小説、美しい庭がある。
- 海外に日本を伝えたかった人が、やがて日本人に日本を伝えたいと考えるようになる
- 難しいものはとても難しい、とおっしゃる。本物は見栄を張らないなあ。
- 眼をキラキラさせて話してくださる
上記リストから「自分は何者か、伝統を知ろうとせず勉強もしない。」という事が見えます。
これは、
「自分の町はどんな歴史が有りどのように成り立っているのか、何を大切にしているのか、その中で自分は今どういう存在なのか、今後どのようにしたら良いのか・・・」
そういう想いを持つことのように思います。
そこでまず自分の地域は何者か : 自分の住んでいる地域及び周辺を最近調べてわかった事。
大きな町・市は全て川の港・街道の宿場町等でした。
現代も鉄道の駅周辺に町が発展、それが車社会になりバイパスなどに町は移動。
変わっているように見えて交通の要衝に人々が集まる「伝統」は全く変わっていません。
また、昔の中山間地は飲料水・薪燃料・食料・住宅建設資材、そして各種産業・仕事(米作り他それに伴う仕事)が揃った実に暮らしやすい場所だったのです。しかも昔の街道は平地の湿地帯を避け山腹や尾根にありました。
今人が多く住む都市も上下水道・エネルギー供給・仕事・交通網、全て揃っています。この伝統も全く変わっていません、続いているのです。
そう考えると、伝統通りに人々は便利な土地に集まり、伝統と離れて衰退しつつある町村、そんなふうにもみえます。
いわば、現在の衰退した村を守る、町を守るという事は伝統に逆らうということですね。
でも、伝統はそれだけでは無いわけで、偶然その場所に集まった人が作り上げた共生の仕組み。
それに価値を置いている人も多くいます。重要なのは利便だけでは無いのかもしれません。
現代を生きる上で「利便」以外で重要なものが過疎の村や町にあるのか。
キーンさんのお話し・提言に「考え方を変える」何かが有りそうです。
まずはキーンさんのお話しに耳を傾けてみたいと思いますがいかがでしょう。
- 日本には美しい音楽、美しい小説、美しい庭がある。
- キーンさんが愛した日本家屋
- 伝統は時々隠れている。見えなくなる。しかし流れている。続いている。