市役所内で交流会(お酒付)を開く「のも-れ長岡」とそのルーツ東京神楽橋サロン「集」

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市役所の市民用会議室で学習会をして nomore1 で、その場所でお酒飲んじゃう nomore3

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「市役所の一部とも言える場所で酒を飲むなんてもってのほか!」

ということで、行政関係の施設は飲み食いをすることが出来ないところがほとんどなのではないでしょうか。

いわゆる公民館などでは可能なところも有ると思いますが・・。

そういうなかで長岡市に出来た新しいタイプの市役所「アオーレ長岡」では飲食が普通に行われています。

その背景を紹介します。

 

酒を飲める市役所

その交流会は「のもーれ」という名前です。(飲もうとというのがストレートに伝わる良いネーミングになっている^^)

「のもーれ」のページ

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 上記ページより引用します。

のもーれ長岡は、もっと長岡が盛り上がるように、前向きに集まり交流する市民交流会です。 毎回テーマを決めて、学び、語り、飲みつながる異業種異分野多世代交流の出来る交流会として定期的に行っています。 アオーレがオープンする時からスタートし、2012年度、2013年度の2年間で20回を超えるのもーれを開催しています。 定期的に開催していきますので、ご都合つく方はぜひご参加ください。

 

で、なぜそんな公の場所を開放するのか、その理由は

  1. 合併で広くなった市、市内の交流を活発化しなくてはならない。
  2. 行政関係者とまちづくり等に積極的な市民が「意見交換と飲み会」で出会うことによる効果・成果に期待。

ということ(2歩前進分あります^^)のようです。

1、の新しい市内の交流、これは何処も苦労していると思います。長岡市でも各合併地域を集めてのイベントの多いこと多いこと。いわば、そういう一般市民を集めることと、各地域・新しくなった市内のまちづくり等のキーマン同士の交流が必要。その為に、簡単な学習会と飲み会でお酒で打ち解けて交流してもらいたい。

・・・かといって飲食店で高いお金を出さなくても気軽に行けるように会議室と立食会場が安く(無料)セッティングできる市の施設で行う。そういうことですね。会費も2000円だけです。お酒と軽食・おつまみがついていますのでそこそこ満足できます。(もちろん、盛り上がったり、飲み足りない人は近くの飲み屋へ^^)

2、の行政と民間の飲み会、ですが、これも有りそうで無いらしいですね。

以前、東京の某所で飲んだとき、たまたま行政の方も加わっていてその時に都民の方が行政の方と飲んだのは初めてと言っていました。行政側のお方も同様な事を言われていました。「市民と行政職員が飲む」、都会ではなかなか難しい側面があるようです。

田舎ではまちづくりの担当者とイベントの打ち上げで飲むことは結構あります、が、田舎でも違う部署の方と交流するのはほぼありえないことです。

この「のもーれ」の場合、勉強会で講師に来てもらってその方と飲むことができます。

お互いに仕事をスムーズに進めるきっかけになると思います。

合併やら過疎化・限界集落・消滅都市とか問題を抱える現状では、こういう試みが大きな効果を発揮すると思いますし、実際に住民主導の新しい動きもみられます。

 

様々な人が勉強し飲む、その始まり

さて

気軽な官民若手勉強会→その場で交流会というのは東京の官僚たちがとっくにやっていまして、そこにアオーレ長岡の森長岡市長も居られたようです。

 

 1974年、東京神楽橋にサロン「集」という語らいの場ができたそうです。

他にも似たものがあったのかも知りませんが、全国に影響力を持つNPOに繋がり、多くの官僚や首長に影響を与えて来たこのサロン「集」は一つの原点です。

その直系のサイト「地域交流センター企画」に詳しくありました。

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上記ページより引用

当社の原点は、東京神楽橋にあったサロン「集」という語らいの場です。ここに各界で活躍する若手企業人や霞ヶ関の官僚、それにマスコミ関係者、文化人たちが毎日のように集い、酒を酌み交わし、ニッポンの未来について語り合ってきました。

 

 若手企業人・霞ヶ関の官僚・マスコミ関係・文化人がともに勉強をして「日本」を語ってきたのですね。

ここからNPO法人地域交流センターが生れ「道の駅」や「まちの駅」「Eボート」「全国首長連携交流会」等が生れました。

 

 

 さて、アオーレ長岡の「のもーれ」では何が生れてくるのか。

先に紹介したページに過去の記録が有ります。

下にスクロールすると・・・過去の活動レポートはこちらから・・・があります。

 

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既に4年続いています。

行政担当者が変わると会が終わったり、大幅縮小するものですが、ここはNPO法人が中間に居ますので(市民協働センターの指定管理者:NPO法人市民協働ネットワーク長岡)、そこの努力でのもーれは盛大なまま続いています。

その他続く理由

職員が市内の現場もまわりますが、とにかくWeb・広報関係が充実しています。

更新頻度が高い「長岡市民協働センター」ホームページフェイスブックツイッター広報紙 。

ネット関係はそれぞれ全国トップクラスのユーザー、FBとツイッターはともに1400前後のいいねとフォロワーがついています。この世界では飛びぬけて多い方です。(一般の方には解らないと思います)

このへんの広報力・相互の繋がりが効果を発揮しているようです。

 

つまり、実際の交流の場「のもーれ」とWebが両輪となっているのです。

さて、のもーれから何が生れつつあるのか注目したいところです。(見えつつあるのですが)

 

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