国土交通省が道路法改正によりボランティアが活動資金を得られるように収益活動ができるようにするとのこと。
道路まわりや公園などではアダプトプログラムがあった訳ですが、それとどのように違うのかニュース記事を読んだだけでは解らないので特徴をまとめます。
- まず今回の新制度について
- ところでオープンカフェってこの場合なんでしょ。
- アダプトプログラムを千葉県の例で見てみましょう。
- 感想
1、まず今回の新制度について
ボランティアの道路利用手続き簡素化へ 収益活動で団体原資に 道路法一部改正案、閣議決定(産経ニュース)
- 道路で除草や植栽等のボランティア団体などを「道路協力団体」に指定
- 国や自治体と協議・合意するだけで活動することができる
- 団体が必要経費に充てるために、路上でオープンカフェやレンタルサイクルのような収益活動もしやすくなる
とのこと
さらに詳しい記事
ボランティアの道路利用簡単に 路上でオープンカフェ→収益で除草(産経ニュース)
- 国交省によると、国が管理する国道161路線で活動するボランティアは約2500団体
- 花の苗や清掃道具等の費用が掛かっていたがにそれらを充当できるかも
というようなことがありました。
2、ところでオープンカフェってこの場合なんでしょ。
道路側の壁を取払ったり,店の前に客席を設けたりし,開放的な演出を凝らしたカフェやレストラン。ヨーロッパでは多く見られる・・・・
規制があって日本では接地場所が限られているらしい。
・・・なるほど素敵なカフェを出す代わりに掃除、きれいにしないとお客さん来ないし、一石二鳥ですかね。
ところで、行政などと住民が契約して管理を任されるアダプトプログラムはどういうものでしょう。
アダプトプログラムやアダプトシステムは里親制度というふうに言われて、住民が契約内で好きなように管理、里親のようになって管理できるシステムだったかと・・・。
3、アダプトプログラムを千葉県の例で見てみましょう。
ポイントを列挙します。
目的
団体等と協働して、それぞれの地域にふさわしい道路環境の形成を図ることを目的とする。
美化活動等の内容
清掃作業・除草作業・道路環境美化のための草花の植栽及び管理に係る作業・道路施設状況の巡視・その他道路の美化に関する活動
美化活動等に対する支援
保険への加入・必要な機械器具の貸与・燃料等の提供・資材等の用意・活動の内容等を記載した標識の設置・ほか
参加の申込み
千葉県道路アダプトプログラム参加申込書
合意書の作成等
合意書に記載する事項について合意したときは、合意書を作成し、参加団体等及び関係市町村に記名押印を求めるものとする。
そのほか3項目あります、ホームページをどうぞ
4、感想
アダプトプログラムの場合、道具などは支給され、活動内容もあらかじめ合意したものになるようです。
アダプトシステムに、より自由度を与えて経費まで稼いでもらう、道理管理者側はぐっと楽になり、ボラティアとかカフェ側はより自由度がアップする、まことに良い仕組みだと思います。
あまり国側が口出ししないことを願うところです。