信越本線信濃川鉄橋
この場所に鉄橋をかけ大河信濃川を渡り長岡から新潟に向かう鉄道・信越本線を完成させる。明治政府にとっても極めて大事な事業。今まで聞きかじった経過を勝手な主観でまとめると以下です。
- 東海道線は海沿いなので外国艦隊からの艦砲射撃に弱い。
- 海から遠い日本の中央を走る鉄道が必要
- 長野県まで行くなら、日本海に繋げよう、日本最多の人口が有る新潟県・日本海側最大の港新潟まで鉄道を敷こう。長野から直江津までも工事が大変、更に柏崎までも工事が大変だが、北陸へ行くよりは遥かに簡単。
- 柏崎から長岡までは何処に線路を敷こうか?
- 様ざまなルートが検討された、ルートによって長岡駅の場所が現在の位置になるか中島になるか決まったそうです。
- 当時最も大変なのはトンネル工事と鉄橋工事。
- 検討の結果塚山ルートが決定、同時に信濃川を渡る場所と長岡駅が現在の場所に決まった。
- 塚山は昔からの街道の宿場町・船運も有る物流機能が有り小国の玄関口でもある。小国の北側半分は塚山駅まで徒歩30分から1時間圏。当時としてはおそらく至近距離。
- 来迎寺駅はもっとも魚沼に近い駅、上越線など想像もできない時代になんとか魚沼に近づけた地点が来迎寺だったのではないかと思います。当時の来迎寺駅は田んぼの中。何もありませんでした。
- 英国から最高の鉄骨を輸入し鉄橋を架けたようです。廃止になった鉄橋の素材が直ぐ近くの越路河川公園に保存されています。
で、この渡河地点、いい場所ですね。おそらく信濃川の幅が最も狭い場所の一つです。
川に近くまで浦集落が有るのは小高い土地だからです。
安心して鉄橋をかけられたものと思われます。
※地図は地理院地図 電子国土Webを利用させていただきました。
信越本線信濃川渡河越路鉄橋の四季
過去何十枚も撮ってネットに載せた写真からピックアップです。
●春の雪解け水、北アルプスや魚沼からの大量の水。
●梅雨時の増水と思われます。
●夏の渇水期かと思います。
●秋
●初冬、長岡東山に雪がやって来ています。
●初冬、平野部にも雪がやって来ました
●すっかり冬の佇まい。
●冬の晴れた日
●冬の吹雪の日
●冬のめまぐるしい天気の日
●雪の積もった鉄橋
●春近き越後
越路鉄橋はやはり冬に様々な表情を見せてくれました。