テレビ中継を見ていて、命の危険性も感じるようなラスト。
ふらふらで意識も朦朧、高校生ランナー、放っておいてよいのか?
グラディーションで解りにくい引き継ぎライン上で襷を投げたように見えた。
故意か、力の入らない体が襷を指の間に保持できなかったのか。
理由はともあれルールを厳格にみる競技では失格。
今回は失格です。
(野球とかサッカーのような球技はけっこう緩やかですよね)
今年の箱根駅伝でも低体温症で駒澤大学の選手が危ない状態になっていました。
そこで、以下を調べました。
- 低体温症とは
- 今回の駅伝の失格事件への別視点意見
- 個人的な意見
1、低体温症とは
Wikipedia先生: 正常な生体活動の維持に必要な水準を下回ったときに生じる様々な症状の総称
主なポイント
- 濡れた衣服による気化熱や屋外での泥酔状態、夏場や日常的な市街地でも発生しうる。
- 重度の場合や自律神経の働きが損なわれている場合は、死に至る事もある症状である。
- 【対処法】 どんな方法でもよいので体を温めるようにして、温かい甘い飲み物をゆっくり与える。
- 【対処法】 コーヒーやお茶の類いを与えると、利尿作用で脱水症状を起こすので避ける。
- 【対処法】 アルコール類は体は火照るが、血管を広げて熱放射を増やし、さらには間脳の体温調節中枢を麻痺させるため、絶対与えてはいけない。
- 【対処法】 速やかに医療機関へ搬送する手配を第一とする。
2、今回の駅伝の失格事件への別視点意見
ツイッター上に「あそこまでやって、かわいそう」と「ルールは厳格に守るべき」と別れました。
しかし、もう少し別の角度からの意見も有りましたのでそれをまとめてあります。
3、個人的な意見
気づいた点をあげてみます。
- 【団体競技】個人競技なら自分の責任で棄権ですむが、駅伝は団体競技、なかなか棄権は出来ない。
- 【過剰な責任】「お前だけでは無い、みんなに迷惑がかかるんだぞ」というのは日本社会の脅し文句の筆頭。
- 【お祭り】子供(中学生も高校生)も入れたものであり、まとめにもあったように「オールスター:陸上祭り」みたいなもの、もう少しゆるくしたほうが痛々しくない。
- 駅伝という競技、自然の中で行う以上暑さ・寒さ・風等でアクシデントはつきもの。とても体調管理では追い付かない。場合によっては生命にかかわるわけで、中途でも代走を立てられる(ペナルティ時間つける)仕組みが出来て、初めて駅伝はスポーツになるんじゃないでしょうか。今のままだと駅伝道でしかない気がします。