過労死や自殺が最近特に問題になっている日本。
ブラック企業とか、様々な言葉も出現。
さらにさらに、その昔経済規模や生産性でも世界に冠たるものを持っていた日本の没落、とくに生産性はひどい。
さらにさらにさらに、人権・男女格差・報道の自由などの分野でも著しい下落
先進国で最下位とか発展途上国よりも悪いとか。
ネットを眺めていても、新しいサービスは欧米発、日本の物は後追いだけ。
そんな感じです。
前にまとめたもの
合理化する力が評価される米国社会と、その逆の日本社会の巨大な差。「日本と米国で異なる[想定する物量]」を読んで。
の中に出てきた「物量の違い」とは何なのか。
ネットで見つけたのでいくつかまとめます。
まず、これが目につきました。
1、四角い部屋を丸く掃除する!
四角い部屋を丸く掃除する。
それと、こちらの人達の仕事ぶりを見ていて思うのは、仕事はきちんと行えばそれで良く、隅々まで完璧を目指そうとしてないです。@kashimura_com 5時に帰るのに社会を回せるヨーロッパが僕の中ではいまだ謎。ヨーロッパ人が天才か、日本人の要領が悪いか、はたまた別の理由か。
— BASIL (@basilsauce) October 25, 2016
ヨーロッパの人達はなぜ夕方4時や5時までしか働かず、ホリデーもタップリ取るのに仕事が回るのか。
イギリスの人達のやり方は、例えば四角い部屋は丸く掃く感じ。隅々までピカピカにしても、時間オーバーしたら評価されない。手の回らない部分は時間があればまとめてやればいい、って考えてる感じ。— BASIL (@basilsauce) October 25, 2016
用事があるところだけこなせばよい。隅が汚いなら余裕がある時にやる。
真の問題点の認識、集中や効率ってこうなのだろうなって思います。
2、そこまでやる必要あるの?
こういう面も
私も、イギリスや東欧やインドの人たちが、時間になったらさっさと帰る中、立つ鳥跡を濁さず的に色々整えて帰る(30分位長くかかる)をやったら上司から「そこまでしなくていいから」って言われたことがあります。@byebyetokyo2 https://t.co/aNHbDSoduN
— BASIL (@basilsauce) October 25, 2016
日本人も沢山教えたことのある英語教師の人が言ってました。
「日本人は too good」
要するにそこまでやんなくていいことまできちんとやりたがりすぎる、っていう意味です。— BASIL (@basilsauce) October 25, 2016
これは日本人の良いところですよね。
これで世界に冠たる経済大国になったのですが
よく言われるたとえ話。
シャープの液晶テレビは完璧な品質(亀山モデルとか)で大好評だったが
その選択は日本だけで、世界中の人は細かい品質は落ちてもハイビジョンという目的をかなえてくれる安い台湾や韓国製を選んだ。
しかも、品質にこだわるシャープは納期も合わせられなかったとか。
3、こんなに頑張っています!
こんなのも有りました。
日本に社員を無限に残業させて死にかけのゾンビが創造性0の仕事を無限に続けてたり、Excelで作った表を電卓で検算させるような老人が残っていたり、採用する社員が片端から辞めて素人軍団が働いてたり、信じられないような非効率企業が生きているのは大体全部銀行が悪い。
— 運転のあんちゃん (@aaannchang) October 24, 2016
Excelで作って計算させた表を電卓で検算!
わかります、冗談みたいなことを平気でやっている社会なんですよね。
実はもっと凄い人が居て、Excelの表はワープロ替わりで全て電卓で計算している人。
その昔、そうやって見積書を作っている人を何人も見かけました。
なんとコンピュータ販売会社の営業でした。
最後にもう一つ
これは違くて、むしろ上が「我々は頑張りました」というために下の犠牲を必要とする。
成果を出さなくても犠牲を出せば許されてしまう仕組みだから、たとえ仕事が無くてもひたすら穴を掘って埋めさせる。
効率じゃなくて犠牲を出すことが各部署に求められてるのが日本の巨大組織の持つ病気。— ANIGR (@KNPITNG) October 26, 2016
最近よく耳にする
「全力でやります」「被災者に寄り添う」「加速します」
とかは「我々は頑張りました」「こんな犠牲が出ました」
と同じ文脈かと。
4、不安を減らせば
繰り返しですが
四角い部屋を丸く掃除するのがイギリス人
エクセルの表を電卓で検算するのが日本人
同じ結果を出す為の仕事の量・物量が違うみたい。
全て、今の日本をつくるのに大事な事だったのでしょうが、生産性から報道の自由とかあらゆる指標が発展途上国並みになってきた今、少し変えた方が良いと思うのですが。
最近テレビ・新聞・雑誌を見ていると「あなたこのままじゃだめですよ」と不安を煽るものばかり。
国をあげて国民に不安を植え付けているような、政府の苦労も解りますが、希望の話も欲しい所。
会社員・公務員とも頑張っているような、苦しんでいるような姿を見せて忠誠を見せないといろいろ不安なんじゃないかと。
今の組織のまんまでも良いのでみんなの「不安」をほんの少し減らしてやれば日本は大復活すると思うのですが。
詳しいページがありました。
★「日本人の生産性」は先進国で19年連続最下位 非効率なホワイトカラーの働き方はどう変わるべきか
—以下、関連本やグッズ—
★ ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか (青春新書インテリジェンス)
★ 日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?