今までにない、大統領就任前の不安の声が広がっています。
トヨタ自動車のメキシコ工場建設を批判したり、それに対してトヨタはアメリカへの大きな投資を発表したり。
その他様々の懸案があがっています。
ネット上から拾ってみます。
経済・貿易摩擦・安全保障など・・・
★保護主義的トランプ発言に日本の打つ手は? 政府内で対応策求める声も(ニューズウイークジャパン)
冒頭を引用させてもらいます。
トランプ米次期大統領が「国境税」(ボーダータックス)の導入意思をあらためて示し、第2次世界大戦以降の自由貿易体制に陰りが…
ニューズウイークの考えかたはチェック必要です。アメリカ人のとらえ方はどうなのか必読です。
★日本株は「トランプ就任演説後」どうなるか (東洋経済)
FANGなるものが出てきました。
逆に政策に沿わず選挙中も対立していたFANGは、不利な展開を強いられた。
FANGとは、F(フェイスブック)、A(アマゾン)、N(ネットフリクス)G(グーグル)のことである。……
……当面はなんと言っても、週末20日のトランプ新大統領の就任式が、注目のピークだ。日本株を支える米金利高とドル高に、…
しかし、フェイスブック、アマゾン、ネットフリクス、グーグルがこんな影響力を持っているとは驚きです。 で、この中で今一つ日本での知名度が低いのはネットフリクスだと思いますがこの会社は世界最大の会員数を持つ動画配信サービスとの事。Youtubeとは異なりテレビドラマとか映画の配信がメインのようです。
★「これから世界が壊れていく」トランプ氏は外交でなくビジネス
トランプ政権の通商政策はどう読み解けば良いのか。国際ジャーナリストの小西克哉氏は「日本が批判されたことばかり注目が集まるが、会見の文脈を読み解くと、中国の貿易赤字の問題の話を
トランプの矛先は中国のようです。最近の中国経済・軍事力拡大に危機感を感じているのでしょう。アメリカには安かろう悪かろうの日本が数十年で品質も向上して世界有数の技術国になって米国製品に勝ってきた苦い経験があるのではないでしょうか。
中国は日本をコピーしているわけでいわゆる日本文明化(フランス革命の国民国家がヨーロッパに広がったように)しているのではないかという話もあります。それにトランプは危機を覚えているのかもです。あの人口を持つ国家がまるまる日本化したら・・・。
■日経が精力的に記事を書いていました。
★トランプ氏とマスクCEO、急接近の行方 (2017/1/16)
関係を深めているのが米国に工場を次々建設するテスラモーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)だ。
★トランプ氏、「一つの中国」見直しも 為替・貿易で進展要求(2017/1/14)
トランプ氏は中国の為替政策とそれに伴う貿易赤字が米国内の雇用を奪って…
そのうえで「ロシア、中国、日本、メキシコ、すべての国が、過去の政権のときよりも、もっと我々を尊敬するようになるだろう」との
上記記事を読むとなんとなく方向性が解るのではないでしょうか。
トランプ氏の経済界の人脈、中国への揺さぶり、日本へは何を言っているのか、日本経済新聞がこの謎の大統領の就任直前で何を書いているのか一読を。
以上、トランプ氏の大統領就任前の雰囲気をまとめてみました。 後の地の検証にも使えると思います。 「トランプ氏をどのように考えていたのか、何を間違えたのか、何が正解だったのか」