とにかく刺激的なタイトルとタイトル通りの本文、日ごろ感じていても口に出せないような事をズバズバと言ってくれる東洋経済の「地方創生のリアル」。
まちビジネス事業家の木下 斉 氏の著作です。
人気有りますね、フェイスブックだとすぐに「いいね」と「シェア」の山。とくにシェアって踏み込んだ反応ですので、「地方創生のリアル」の主張がみんなに勇気を与えているという事でしょう。素晴らしいですね。
でも、どこかにまとめておかないと更なる伝搬は実現しないのでは。
ということで、最近のものをちょっぴり引用とコメントをつけて紹介します。
★地方は儲からない「イベント地獄」で疲弊する 現場がボロボロになる3つの「危険な罠」とは
引用
しかも地域活性化の現場は、本業がある中で、ボランティアとして協力しているヒトがほとんどです。
目に見えるものなので自治体はやりたいのでしょうね。でも…いろいろ掘り下げています。是非一読を!
★ 「ブラック農家」や古い経営者が地方を滅ぼす 地方の働き手不足の原因は人口減少ではない
引用
…人手不足なのに、経営者たちがプロセス改善や設備投資と向き合わず、昔からの非効率な業務のまま、過剰労働の担い手を探し続け、…
外国人実習生の件や、地方発の「高付加価値ビジネス」としてsnowpeakの紹介等も、必読です。
★実は大赤字?自治体「東京アンテナショップ」 銀座の超一等地に店を出せるのはなぜか
引用
…売れ筋も死に筋も一緒にして、税金で採算度外視で安売りするということは、付加価値を産むどころか、…
売れる商品はとっくにデパ地下に並べられている。アンテナショップに並べられる商品の多くは…必読です。
★「シャッター商店街」は本当に困っているのか 国交省の「空き家バンク」で空き家は減らない
引用
問題の根幹は、空き家と言われる不動産の所有者たちが「別に貸さなくても当座は大して困っていない」という状況にこそあるのです。
このほか、不動産を持っている人達と補助金の事が書かれています。その他この関連は大きな問題です。必読。
まずは以上4点を紹介いたします。読み応えありましたでしょ。
切り込んでいるでしょ。木下さんはすっごいですね。
さて、最後の商店街の不動産オーナーのような存在も有り、問題は色々複雑です。
何から変えればよいのか。このままでも良いのか。
と、そうこうしていましたらまとめ本が出ていました。
地方創生大全
早速買いましたよ。これは素晴らしい。バイブルです。ぜひ1冊手元に置いておきましょう。
解決法はもとより、もっと大事な「考え方」の勉強になります。なるほど!です。