「東北から未来を救う」
これは2014年3月10日から11日にかけて、そうです3.11の3年目にツイートされたものをまとめたものです
ツイートしたのは根本聡一郎氏、まとめたのは私です。
この手のまとめではありえない 3,293ビュー、お気に入り31という高い数字になっています。(2015年2月11日現在)
4年目の3.11に1か月の今日、あらためてツイートを振り返り言葉を抜き出させていただきました。
しばし、根元さんの言葉に触れ、東北での活動を知ってもらえればと思います。
根本さんは、様々な活動をされていますが、作家です。このツイートの中に出てくる「東北からの物語」を実際に作られています。今までに3つの作品が発表されていますがそれらのタイトルには全て「少女」がついています、特に少女にこだわった物語ではなく(魅力的だったり謎だったりする少女は出てきますが)症状と少女を取り換えてたら雰囲気が変わり面白かったからそうしたとのこと。狙い通り重くないタイトルになっています。3篇全てをまとめた書籍が出ています。紙の書籍も出されましたが今はKindle版のみです。
どうぞ,
少女症候群:根本聡一郎(amazon Kindle版) スマホでも読むことができます。
3年目の3.11の日が来て、災害ユートピアをツイッターで探している途中で出会いました。 災害ユートピアはアメリカのレベッカ・ソルニットさんが書かれた書籍で、世界中どこでも戦乱や災害の後には「災害ユートピア」と呼ぶしかないような人々が助け合う世界が出来上がると。 被災地で暴動が起きたとかのニュースが出ますがそれは別の理由が有るようです。
災害ユートピア:レベッカ・ソルニット (著), 高月園子 (翻訳)(amazon)
そういえば大船渡市や陸前高田市で支援していた時にニューオリンズ(2005年にハリケーン・カトリーナで大被害)の人達が来て、「ニューオリンズ市民からの義捐金が集まった、適切な支援先を探している。」と、義捐金が有効に使われるまでを自分達の使命と考えているようでした。日本人と考え方が違うようです。カトリーナの時に災害後の暴動の報道(本当かは不明)がありましたが、市民が助け合ったことはニュースで聞かなかったような気がします。
災害の時に何が起きるのか、本当は被災者、支援者は何を思うのか、マスコミからはステレオタイプの話しか聞こえてきません。
この災害ユートピアを知ったのは南相馬市のスーパーサイヤの社長のブログからです。 当時南相馬ブログ新聞を発行するにあたって毎日サイヤの社長のブログを読んでいました。 社長は勉強家で震災についても常に新しい知見を探していました。そのブログの中でこの本をブログで紹介していたのです。 かねてより社長を密かに尊敬していた私は直ぐに本屋に走り買いました。やはりこれもマスコミで聞いたことはありませんでした。 以上は横道話。
根本氏のツイートが目についたのは本当に感じたことを上手に言葉で表したからだと思います。
このようなツイートが有りました。
「選ばれた言葉の力強さ」についてツイートです。
ここでは、マスコミの文章にあまり出てこない、ほかであまり聞くことが無い・少ない、そんな言葉を拾ってゆきます。
- 「忘れてはいけない」という言葉は、忘れたい人たちにとっては暴力になる
- 3月11日がただただ辛い日にはなってほしくない
- まずは物語を作ろうと思った 自分の書く世界の中だけでも幸せな空間を作ろうと
- 人の心を動かすのは物語で、物語を作るのは人の行動なんだと強く思う
- 名前を呼ぶのは大事なことなんだ
- たくさんの人にとって不幸な日だったけど、たしかに誰かにとっては幸せな日だったはずなんだ
- 今東北が抱える課題に立ち向かうことは、30年後の未来を救うことに繋がる こんなにやりがいのあることはない
- 「可哀想だから」という動機はそんなに継続するものではないんだということを身に沁みて感じて、同時に「好きだから」「面白いから」という動機は強い原動力になるのだと思った
- だから僕は東北から幸せな物語を作ろうと思った
- その土地に活力を持たせるには、土地に根ざした思想が必要になる
- つまるところは「怖いから」だから、その恐怖を除くために何ができるんだろうと最近はよく思う
- 世の中を変えるのは行動だけだからしっかり行動し続けないとと思う
上記は抜き出した言葉です。興味をもたれた方はまとめそのものをどうぞ。
こちらの方がもちろん深い言葉に満ちたものになっています。