優れた技術やアイデアがたどり着けなかった新大陸。
ポケモンGO
この新大陸で、様々な事が解りやすく目の前に現れました。
1,togetterに興味深いまとめ「Ingress×ポケモンGO」
【Ingress×ポケモンGO】宮城県石巻市にある実物のないポケストップは「記憶のポータル」として津波から生き残ったデータで申請された特別なポータルだった。
これスゴいですね。
#Ingress の東北復興支援イベント #initio で、現地の方々から津波から生き残った貴重なデータを譲り受け申請された特例的なポータル
「このIngressの東北復興イベントinitio」が最初にありきですね。
見てみましょ
『Ingress』東北復興イベント“Initio Tohoku Mission”に行ってきた!!
女川町長の須田義明氏のほか、今回の復興イベントにナイアンティックのCEOジョン・ハンケ氏も参加。
ハンケ氏「はじめての地を訪れ、興作ろうというもの味深いものを発見する。それを分かち合うことを私はいちばん大切にしています。」
Ingressにはポータルというゲーム上に現れるポイントを申請する機能があって、それを東日本大震災の被災地に作ろうというもの
陸前高田市:約100名、女川町:約300名、相馬市:約250名、いわき市:約350名も集まったとか。
2,これが実現していました
今は無き映画館
実際にポケストップを調べたら有りました。
石巻駅近くの北上川の中州の中です。
何も無いのにスマホが反応、かつての町がよみがえる。
3,拡張現実(AR)の基盤で新大陸のポケモンGO
昔の町を記憶に残す、震災の直後大船渡や陸前高田で少しお手伝いをしました。
定点観測杭などというものを打ち付けてそこにICチップを埋め込んだりQRコードを貼っておいたりして近くに来た人にかつてそこにあったものを見てもらおう、復興の過程も見てもらおうというものでした。
ポケモンGOの時代になって、思わぬ形でその手法が広く知れ渡りそうです。
その場所空間には永遠の命が繋がったのです。
ジョン・ハンケ氏はIngressを生かしてポケモンGOを作った人です。
Ingressも、その他様々なゲームやその他アプリが位置情報を生かし提案し試みましたが社会に浸透はしませんでした。
ポケモンGOは一気に世界に浸透し始めています。
ポケモンGOは「拡張現実(AR)の」世界的な基盤となってゲームはもちろん観光から商店・飲食店のみならず、その地に生きる人々の心のよりどころになってゆくのでは無いでしょうか。
現実ではいないモンスターたちによって、多くの現実が人々の目の前に現れました。
新大陸、新世界みたいな予感^^
4,人間社会には今でも妖怪が必要だった
確か井上円了(東洋大学始祖・妖怪博士)は妖怪について近代国家日本が形成する初期の段階で啓蒙していました。
科学では解明できない妖怪を「真怪」、自然現象によって実際に発生する妖怪を「仮怪」、誤認や恐怖感など心理的要因によって生まれてくる妖怪を「誤怪」、人が人為的に引き起こした妖怪を「偽怪」と分類下とのこと(Wikipedia)
ポケモンは「人為的に引き起こした妖怪「偽怪」」に当たるのではないでしょうか。
技術者・学者・商人などなかなか突破できなかったもの「拡張現実(AR)」の一般化、妖怪がいとも簡単に実現。
人間社会は現代においても「妖怪」の助けが必要なのでした。