今年2017年1月も遭難が相次いでいます。かぐらスキー場から神楽ケ峰へ向かった一行、野沢温泉スキー場ほか様々なスキー場付近のいわゆるバックカントリーで遭難しているようです。
そこでバックカントリー等のスノボやスキーでの遭難体験記を集めてみました。
これを参考にしていただきたいと思います。
★『遭難』…その① (『ガスタンク』 今シーズンのスノーボードライフのblog)
2005年12月の八海山でのコース外での遭難、なんと15ページにわたる膨大な体験手記。絶望的な事が続きますが心理の変化と共に綴られ、はらはらどきどき、これ読みごたえがあります。どうぞ。
一部引用させてもらいます。
板が浮輪の役目をしていて身動き取る場合は板にしがみつき足場を固めながらじゃないと動けない状態…
右を見ても左を見てもゲレンデの気配は無い!
★遭難寸前体験記 (ぶなの会)
2007年2月7日、後立山連峰
白馬岳の隣りの乗鞍岳付近のようです、つまり栂池スキー場の上かと。
山岳連盟に属しているのでポイントポイントを的確に書かれており、参考になります。
一部引用させてもらいます。
標識を見失った箇所は、地形の特徴がない大変広い沢だった。いくつもの小尾根や小沢がある。
滑る予定なのだから沢に降りよう。この時点で自分を見失いはじめた。
★雪山マナー巡り、女性と飲み屋で口論 雪原遊覧ガイドの野沢日記 (NIKKEI STYLE)
野沢温泉スキー場でのガイドの方の様々なお客様の体験をつづったもの、視点が少し異なります。
野沢温泉村は、全国で初めて「コース外での遭難者に救助費用を請求する制度を設けている」とのことです。
一部引用いたします。
…人数的には遭難者の3分の1を外国人が占めた。その大半はオーストラリア人で、…
様々な人が日本のスキー場に来ていて、危ない目にも遭っているんですね。
★恐怖、トムラウシ山で落ちる!!!(滑落編) (秀岳荘NETSHOPの店長ブログ)
2010年3月、衛星携帯電話も持って北海道トムラウシ山に山スキーで挑まれた、写真付きで臨場感のあるブログです。
一部引用
「まずい」!!! と思った瞬間!!!
必死にストックで耐えたのですが力尽き頭から滑落してしまったんです!!!
いやはや、ブログに書けるのは助かった人だけなんですよね。
これらの貴重な手記から遭難対策を学びましょう。
※それには良い道具を揃えるのも大事、少しでも便利なものを。
変わらないものと、どんどん進化するものがある世界です。