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爆弾を花火に替えたお話、その4・・海賊を漁民に すしざんまい | こしくわ
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爆弾を花火に替えたお話、その4・・海賊を漁民に すしざんまい

「世界中の爆弾を花火に替えたい」

単なる戦争反対運動ではなく、実際に戦闘を終わらせる取り組み等について近代の歴史の中からピックアップしてきました。

  1. サマワの自衛隊: 真珠湾であがる長岡花火白菊は「世界中の爆弾を花火に変えたい」から、なんとその想いを実現した部隊が実在。自衛隊でした。迫撃弾を花火(狼煙)に替えた)
  2. 1次大戦の独・英兵士: 銃弾を歌声に替えた」1次大戦の独軍兵士と英軍兵士・・爆弾を花火に変える精神がほかに有るか休戦と停戦を調べたら・
  3. ミャンマーの日本財団: ミャンマー停戦・和平、総選挙実現という奇跡には日本財団の日本的手法の成功があった (銃弾を投票用紙に替えた)

と、あげてきましたが、4つ目を知りました。

海賊を漁師に替えた。」です。

すしざんまい社長が語る「築地市場移転問題」と「ソマリア海賊問題」(HARBOR BUSINESS Online)

 

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じゃあ、仕方がない。うちの船を4隻もっていった。漁の技術も教えましょう。冷凍倉庫も使えるようにする。

 

直接会おうとする人が少ないソマリアの海賊に会って交渉を進めたという話もあり「すしざんまい」の活動はソマリアでの日本の活動の一部にすぎないという話も有りますが、真相は今時点で解りません。すしざんまいがソマリアに進出する頃は既に海賊は各国の軍隊の協力により激減させられ、民間が行っても安全になっていたのかもしれない。という時期に元自衛隊員のすしざんまいの木村社長がその情勢判断力で真っ先に乗り込んで元海賊なども巻き込んだビジネスを始めた(要請があったのかも)という線がなんかもっともらしく聞こえます(参考:ソマリア海賊を壊滅したのはすしざんまいではないのでは?(アフリカで大の字)

「漁業で生活できるようにしよう」と言う提案を納得させ

船も与え、漁の技術も教え、冷蔵庫も使えるようにして、漁業委員会に加盟させ、獲ったマグロを買うところまでやったようです。(こんな偏ったやり方、公の組織はその仕組み上出来ません^^)

そりゃあ誰でも海賊より漁師になりたいですよね。

かくして、海賊はやめさせられたが依然として仕事に困っていた海賊に戦闘より現金が稼げる現実的な仕事を提案したようです。

貧しいから紛争を起こさざるを得ない場所、そこに行って仕事・お金を得てもらう提案をする。

その国の社会に組み込まれ、経済に組み込まれるそういう安心を提供する。

サマワでもミャンマーでも、ここソマリアでも日本人が「仕事と、社会の一員になること」を提案、受け入れられて、そして彼等が持つ武器を平和なもの・仕事になるものに替えてもらっています。

部族間の抗争とか、反政府だとか、宗教戦争とか言いつつも問題の本質は家族・一族の生活の安寧のような気がします。

そしてソマリアでは海賊が漁師に「転職」することで本当に海賊がいなくなったと言えるでしょう。

その国の統治や経済システムが近代文明に合わないときは、上記事例のように日本が出かけて行って親身に解決策を提案することが大事なのかもしれません。

海外支援に行かれた人に聞いたことなんですが

ある発展途上国では「地域の人が集まって今後の地域運営を話し合ったら」とんとん拍子に事が運び様々な人材が現れてコミュニティビジネスが立ち上がったとか。

実はその国のうまくない点は、日本人なら訳も無い事「皆で集まって話し合い合意する」こと社会に組み込まれていないそうです。集まって話し合い合意という仕組みは無い。

それで1年がかりで気脈を通じ地域の人たちを集めてとうとう話し合う場を作ったら、様々なエキスパートがいてあとは一気に花開いたとか。

日本と逆、日本人は簡単に集まれますがそこから先はどちらかというとスローモー。

要は物事には国民性があるようです。

日本人にはたやすいことで、現地では想像もできない事、を、紛争の場所で発揮し、解決に導く。

爆弾を花火に替えるっていうことはそういう事なのかもです。

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kosikosi :