ミャンマー停戦・和平、総選挙実現という奇跡は日本財団の日本的手法の成功だった

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あのミャンマーの軍事独裁政権が和平・総選挙を実施。民主主義へのシフトを取り始めた。

私も知らなかったし、知らない人が多数だと思いますが、ミャンマーは国内の少数民族勢力と闘い続けて来たようです。そしてその少数民族勢力は十以上もあるそうです。

今年ついにそういう勢力の大多数と停戦をして選挙で新しい国造りを始めたようです。

そして、その過程において笹川氏及び日本財団の働きが絶大だった模様。

myanma

そのへん情報を集めてリンクです。

  1. 和平の実現、ニュースより
  2. 日本的平和実現手法
  3. 日本財団の取組み
  4. その他、建設的な批判と応答が BLOGOSにありました。

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1、和平の実現、ニュースより

2015.10.7 : ミャンマー民主化「88世代」元学生リーダーと単独会見 「第3極の政治勢力結成目指す」

コー・コー・ジー氏は、「民主化とは多様な意見を吸い上げるシステムだ」と主張。二大政党間の競争の陰で埋没が懸念される、少数民族や人権の問題に取り組む・・・

 

2015.10.15  : テイン・セイン大統領「将来の平和に向けた道、開かれた」 少数民族武装勢力との停戦協定署名で(産経ニュース)

1948年の完全独立から続く内戦の終結に向けた前進が期待される。ただ、署名に応じたのは、政府が和平交渉を進めた15組織の約半分。・・・

 

2015.10.15  : ミャンマー政府と少数民族武装勢力との停戦合意署名が実現(グローバルニュースアジア)

日本は証人国になることで、紛争解決における日本のプレゼンスを世界に示した。・・・

 

2015.10.16 : ミャンマー停戦合意署名 日本の「積極的平和主義」が結実 取り組み支えた笹川陽平・ミャンマー国民和解日本政府代表(産経ニュース)

1948年の独立以降、敵対してきたミャンマー政府、各少数民族双方と信頼関係を構築し、和平プロセスの要の存在となっている。15日の署名式典には国際社会からの証人として署名した。

 「日本が主導権を持ってアジアの問題を解決する成功例を作りたい」

 

 2、日本的平和実現手法

ミャンマーの和平実現に日本が果たした日本らしい手法は世界平和にとって有意義なものであるようです。

 紛争地での「軍事的な支援」も日本の選択肢に入ったようですが、現政府も官僚も民間組織も日本らしい解決手法の存在を知っている訳で、日本的手法が可能な紛争地域では引き続き日本的手法を使うものと思われます。

その方が遥かに国益にかなう。儲かるからです。

平和を求める考え方、ただ単に「戦争反対」では人類の歴史ではむしろ大殺戮戦争を誘引しています。

「爆弾を花火に変えたい」、この形の見える理想は越後長岡の花火師嘉瀬誠次さんと放浪の画家山下清の思い描くものでした。

サマワではきわめて日本らしい手法で爆弾を花火(狼煙)に変えています。

真珠湾であがる長岡花火白菊は「世界中の爆弾を花火に変えたい」から、なんとその想いを実現した部隊が実在。自衛隊でした。

この日本財団・日本のミャンマーで行ってきた長く手間のかかる手法も爆弾や銃を別のものに変える日本らしい手法だと思います。

 

 3、日本財団の取組み

 2015.10.15 : ミャンマー政府と少数民族武装勢力が停戦合意  和平に向け日本財団が声明を発表

日本財団は、過酷な状況に置かれている紛争被害者の生活向上のために引き続き支援を実施し、ミャンマーの恒久和平のために協力していく所存です。・・・

 

 日本財団 ミャンマー支援プロジェクト

日本財団は1974年に、笹川記念保健協力財団とともに、WHOを通じて、ミャンマーの保健省と協力してハンセン病制圧のための支援を始めました。軍事政権の時代も人道援助を続け、ミャンマーの人々と信頼関係・・・

 

 

4、その他、建設的な批判と応答が BLOGOSにありました。

BLOGOSの記事で欧米の価値観と違う日本ならではの対応が浮き彫りになりました。

世界平和に日本が果たすべきことが何なのか明確になった気がします。

 

2015.11.27 : “笹川陽平批判”について―有意義な論議を歓迎― (BLOGOS:笹川陽平)

朝日新聞・柴田直治氏のコラムに対し作家 高山文彦氏がフェイスブックで感想を発表し、その一連の論争を笹川氏が有り難いと述べている。という事です。

柴田氏: 「人権弾圧を批判する欧米が(ミャンマーの軍事政権に)経済制裁を科すなかで、独裁者タンシュエ氏ら軍幹部ともつきあった」、「透明性と説明責任がモットーの財団だが、画竜点睛(がりょうてんせい)を欠く面が・・・

高山氏: 「『独裁者』と会うのは、ミャンマー国内への入口がそれしかなかったからだ」、「彼(笹川陽平)はビルマ族軍事政権とのみ『つきあった』のではない。ミャンマーと国境を接するタイ奥地へ何度も出かけ、そこで少数民族・・・

二人の意見を見て笹川氏: 勝手な言い方で恐縮だが、当事者である私は今回の“論争”を大変有り難いことだと受け止めている。こうした議論をしていただければ財団の事業の透明性は自ずと高まり・・・

同時に、今後、「民」が果たすべき役割に対する社会の理解と期待も高まる。組織も批判するより、批判されることで強靭になる。・・・

 

 このような前向きな考え方を読むのは実に気持ちの良いものです。

 

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