インデペンデンスボードウォークはフジロック世界3位の一部分、苗場の他に新潟県には山古志に有った

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インデペンデンスボードウォークというものがある。

今回フジロックが世界で最も重要な野外音楽イベントで3位になった理由は

フォーブスジャパンのサイトより引用します。

木々に囲まれた環境の中で「自分のことは自分で」「助け合い・譲り合い」「自然を敬う」をスローガンに掲げ、環境保護への取り組みを続けつつ、グローバルレベルのアーティストらを招聘し、観客らを魅了し続けている点を評価したとしている。

 

 さて、この文章の最初の半分は知っている人は苗場インデペンデンスボードウォークの事だと思うだろう。

これです

湯沢町観光協会公式HP 観光NAVI :苗場インデペンデンスボードウォーク

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森の中を縫うように続く木道。

私はこれをつくるのに参加した事がある。

ただし、苗場ではなく山古志だ。

ただし、避けられない事情で今は無い、ただし志は残された。

それについては後ほど。

 

このインデペンデンスボードウオークのある土地には人類を導く何かがあるのではないかと思う。

それで苗場のフジロックは世界3位になり、山古志は災害復興と中山間地の創生の象徴となっている。

 

インデペンデンスボードウォークとは何か

 NPO法人 インデペンデンス ボードウォーク Org. ジャパン(IBO Japan)が提唱しておる活動です。

森に板を敷き詰めて、車いすや杖をついてでも気楽に自然を散策できる、アウトドアのバリアフリー木道です。

 誰でも参加できます。参加は板を買ってボードウォークを延ばす、もしくは補修するという形です。

八代正氏がアメリカで出会った仕組みで、日本での普及活動をしています。

八代氏は病気により不自由な暮らしをしていましたが自転車と出会い人生が変わりました。

引用(自転車は私のタイムマシーン

病弱な正はそれまで40分以上徒歩で通っていたのだから、それはすごいことでした。そしてその日の体調によってはよく遅刻していた一時限目の授業にも遅れることがなくなりました。

「自転車は病気前の僕に戻してくれるタイムマシーンだ」

 おそらく、その体験がこの車いすでも一人で森の中に入って行けるボードウォークに魅入られた大元だと思います。

 

苗場と山古志のインデペンデンスボードウォーク

苗場 インデペンデンスボードウォーク

新潟県ではまず苗場にインデペンデンスボードウォークが出来ます。

経過はどうなんでしょう、主催の日高氏の理念の一部として始められたのか、昔苗場の自転車レースに出くわした記憶、その繋がりで八代氏が提案されたのでしょうか。

いずれにしろフジロックと苗場の方々は受け入れられたのです。

それが今や日本一の長さに発展しています。

詳しいページが有りました。

苗場インデペンデンスボードウォーク:ホテル苗場ホワイトパレス

 ボードウォークがそこにある自然を活かす形で作られていることも注目すべきです。自然のままの状態を壊すことなく作られているため、木道のわきには木や草が青々と茂っています。

 ツイッター上の苗場インデペンデンスボードウォーク

 

 山古志のインデペンデンスボードウォーク

残念ながら今は山古志にインデペンデンスボードウォークは有りません。

山古志闘牛場に作られたのですが(私も最初の建設に参加しています。)

闘牛場を拡張することになって残念ながら撤去になりました。

しかし、山古志の人達が違うのは人とのつながりを本気で大事にするところ。

新しく増設されたスタジアムにボードは使われていて、その物語を確かめることが出来ます。

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 当時の写真がWeb上に残っていました。

上の小さな写真は工事の模様、下は今では上記のように観戦スタンドが建っているところに作られたインデペンデンスボードウォークです。

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今回、世界3位に選ばれた野外音楽フェスの主要なポイントが

「「自分のことは自分で」「助け合い・譲り合い」「自然を敬う」をスローガンに掲げ、環境保護への取り組み」

その精神は長岡市山古志地域にも脈々と流れているのです。

 




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