2017年2月の埼玉県三芳町のアスクル倉庫の火災。
太陽光発電、いわゆるソーラー発電のパネルが有るので屋根に放水ができなくて・・・。という記述が有った。
★アスクル倉庫 再び小さな爆発(NHK首都圏 NEWS WEB)
一部引用:この部分です。
屋上にはソーラーパネルがあり、水をかけると、消防隊員が感電するおそれがあるため、直接、放水することができませんでした。
大きな倉庫の広い屋根に設置した巨大な電力を発電するものだから危険なのかと思いましたがネットで調べましたらそればかりでもないようです。民家の屋根のソーラー発電も危険らしい。(火災の時だけね)
東京消防庁の消防技術安全所報に詳しい解説がありました。
PDF・長文なのでポイントだけ引用させていただいて、安全知識の普及に一助になればと思います。
その消防技術安全所報は
消防技術安全所報 50号(平成25年)「太陽光発電システムの消防活動時の危険性に関する検証」というもので(その1)と(その2)がありました。
本検証では、単体のパネルやアレイを使用し、パネルが濡れた場合の危険性、パネルを破壊した場合の物理的挙動とこれに伴う感電危険及びパネルの火炎ばく露時の挙動とこれに伴う発電状況について検証を行った。
で、最後にまとめがありました。一部引用します。
パネルが破損したり、ケーブルが離脱した場合や切断等した状態で水に濡れると、感電危険が生じる。
(これ以外にも重要な検証に基づく提言がありますので必ず目を通してください)
その2もみてみます。
その2は危険の低減に関してです。まとめだけ引用させてもらいます。
パネルを遮光することで、感電による危険を軽減させることは可能である。
これはもう、専門的な世界ですので素人考えでは絶対に触らず専門家に任せましょう。でも、光を遮るしか対策は無いのでしょうか、屋外でそれはけっこう難しいですね。シャッターでもつけないとです。
今回の火災を経てソーラーパネルの危険性が解りましたのでメーカーは適切な対策を考えるでしょうし、国も安全対策の基準を作る事でしょう。
それを待つことですね。
しかし、とにかくソーラーパネルの破損したときに、自分で修理などはかなり危険ですね。
つづき …既に以前から警告されていました。…
「ソーラーパネル発電(光があればとにかく何時でも発電)は今のままでは火災・感電等で怖い。国・市民からの警告と安全対策。」