情報団とはメモ:ICT地域防災フォーラム2017 「ローカル情報があなたを守る 情報団の可能性について」

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FBの書き込みで「情報団」についてのフォーラムがあることを知る。

「情報団」のひと言で過去に消防団員だったこともあり、地域のICT防災ってこういう考え方に切り替える(今までの「誰でも情報発信」はデコボコも有り難しいし)といいのではと思い、即申込み。

120人予定の会場は数日で申込で満員になったようで最近の防災意識の高まりを感じます。

で、大事なお話しを内容を備忘録的にメモします。

なんといっても、その方面を代表される人達や国の機関の方々の大事なお話しですが私のカン違いが多々あると思います、がそれを含めてのメモです、ご容赦を。

重要ワードにリンクをつけ、何を言われたか細部まで書いてはまずいと思いますので大雑把に書きます。

 

平成29年5月24日 関東総合通信局

「ICT地域防災フォーラム2017」の開催
≪ローカル情報があなたを守る 情報団の可能性について≫

開催日時: 平成29年6月23日(金曜日) 13時30分から17時00分
開催場所: 九段第3合同庁舎 11階共用会議室(東京都千代田区九段南1-2-1)

 

【基調講演】

首都直下地震の被害様相と避難支援情報の課題」

明治大学 政治経済学研究科・危機管理研究センター 特任教授 中林 一樹

昨年の糸魚川大火、そして最初に関わられた酒田大火から始まり震度7の4地震(阪神淡路大震災中越地震東日本大震災熊本地震)の興味深い比較から始まりさすがの流れで本日のテーマ「情報団」にお話を進められました。

 

【事例発表】

(1) 「外出者への情報支援に関するこれまでの取組」

関東総合通信局 総務部総務課企画広報室 課長補佐 島田 利明氏

災害時に外に居る人に対しての情報支援に関する様々な取り組み事例と「情報団」に関する様々な考え方、役割。多くの可能性を感じます。

 

2) 「SNS上の災害関連情報の要約・分析システム」

情報通信研究機構 耐災害ICT研究センター 応用領域研究室 上席研究員 大竹 清敬

対災害SNS情報分析システムDISAANAと、災害状況要約システムD-SUMMを紹介、先端テクノロジーを勉強しました。相反する情報があった場合の考え方など興味深かったです。

 

【パネルディスカッション】

「ローカル情報があなたを守る 情報団の可能性について」

<コーディネーター>
和﨑 宏関西学院大学 総合政策学部 非常勤講師)氏

<パネリスト>
天野 徹明星大学大学院 人文学研究科 社会学専攻主任 教授)氏
小島 誠一郎特定非営利活動法人東京いのちのポータルサイト 理事)氏
野田 哲平(日本橋三丁目西町会 防災・危機管理担当 副会長)氏
古川 柳子明治学院大学 文学部 芸術学科 教授(芸術メディア論コース担当))氏
丸山 高弘(特定非営利活動法人地域資料デジタル化研究会 副理事長)氏

大学の先生から、町会の担当者まで様々な角度から実に多様なお話を聞きました。様々な任務をこなせそうなのが「情報団」のような気がします。

事例発表にあったように国関連の機関は「現行の消防団や市町村の枠の中に」どのように情報団を入れられる可能性があるのかや、コンピューターでいかに迅速に精度の高い情報が出せるかなど一般では難しいことをされていることも踏まえ、パネラーの方々は社会問題のどれ・どこまで深く関われるのか、そしてその実現可能な手法とかを述べられ、実に興味深いものでした。

現状の法制度でも「情報団」的な事は可能なようです、実際にそれに似た取り組みはあるようです(例に出たのは情報の取組みでは無いですが、消防団の中に様々な街の機能を取り込む)。

そんな手法が考案され実行されているとは、実に全国は広いですね。そんな風な消防団組織が「情報団」に応用できそうです。

事例や情報が集められこういうパネラーの皆さんで話し合うと「このやりかたで出来そうじゃん」なんてことが出てくるのでした。

 

 

以下、さらに個人的なまとめ

災害ツイートを毎度まとめていますと、既に判断できる情報はツイッター上等に揃っています(浜松の大雨の例)。上手にまとめられていないだけ、そのまとめ作製、今後はコンピューターで出来るのか人間なのか両方組合せなのか、個人的には人間を含めないと想定外のものには対応しにくいと思います。おそらくコンピューターの特長は「想定内の計算」だけになるのだと思いますので。

また、情報団も現状でも実現可能ですが、全国の市町村や消防団の実態を考えるときちんと国が何らかの制度を作るとかしないと納得させられないと思います。

ICTを知らない人は災害情報の知識も有りませんがおうおうにしてそういう方々の人心把握力は素晴らしく様々な組織のトップに居るのです。消防団にたとえながらそのトップに説得できる「情報団」という言葉は実に素晴らしい。ICT苦手なトップの方にもこれなら理解していただけそう。

ということで、国からの何らかのアクションが必要だと思います。それで周知は結構なところまで広がりそうな気もします。

色々ほかにも障壁が出てきた場合、いきなり「情報団」にせず、最初は情報団準備隊みたいなものでも、いや、ずっとそれでもいいかな^^

 

…東京は実に美しい世界都市でした^^…

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