立て続けに2つの記事が流れてきた。日本と世界の比較。
◆日本で報じられる世界の姿を鵜呑みにするな : そこにバイアスがかかっているかもしれない
◆日本人は中東から見ると「変わった人たち」だ : 世界は「欧米対イスラム」で回っている
だいぶ前から感じていたことなんですが
・韓国は「なんでも我が国が発祥だ、韓国が一番!」
・中国は「既にGDP世界2位の国、直にアメリカも追い越す!技術面ではすでに世界一だ」
この発言っておそらく日本のマネなんですよね。
ずっと中国や韓国は日本のやり方を模倣してきたようで、アンバランスな中央・重点経済圏と地方との格差、学歴での一見平等なチャンスなどほぼ日本ですね(科挙などは中国発ですが)。
「クールジャパン」などはどこの国でも通用するほめ言葉。
どこの国にでも世界一と言えるようなものはある。
それはさておいて、上記記事を読んでビックリやら再確認したこと。
★日本で報じられる世界の姿を鵜呑みにするな : そこにバイアスがかかっているかもしれない
東洋経済:池上 彰 :ジャーナリスト / 増田 ユリヤ :ジャーナリスト
自分なりにポイントを引用
これまでの右派や左派といった打ち出し方より、今解決を求められている問題に対して、それを改善するための政策をどれだけ考え、実際に動いてくれるかどうかが、
有権者たちの意識をすくいとり、うまく応じることができない政治、報じることができなかったメディア、これらが今、大きな問題になっている。
報道されていることと、現実とはいつも少しずつズレています
こう報道したほうが日本ではより注目されるであろうというステレオタイプな報道が多いということだ。
なにかとても大事な事を言っている記事です。
政治の劣化とかマスコミの劣化とかいろいろ言われていますが、この記事はその原因について書いています。
右派・左派や保守・革新などという分類・考え方で語れる世の中ではなくなっている。
なんと、多くの政治家はそんな大事なことに気付いておらず。
世の中を見ているはずのマスコミやジャーナリストも同様、それよりも「何が受けるか・金になるのか」という観点でしか見ていない。
という事のようです。
新潟県はすでに欧米的?
そう思いますと、2016年新潟県知事選挙
A候補(自由民主党、公明党、連合新潟 推薦)
B候補(日本共産党、自由党、社会民主党、新社会党、緑の党 推薦)
※民進党は自主投
この布陣でB候補が勝ってしまった。
新潟県は田中角栄元首相の地盤でかつては保守王国
次の時代分裂した自民党の田中派の流れをくむ民主党(現民進党・自由党)が強かった。
そしてまた、自民党の時代になっていた。
それが過去の新潟県なら絶対ありえない結果。
もとは、その直前に行われた参議院選挙も同様な布陣(このときは民進党はきちんと推薦)で現職を破った。
県知事選と同時に行われた長岡市長選も同様な形。
この3つの選挙は原発問題がありましたが
いわゆる右左や保守革新の枠を超えたものになっていました。
「目の前の問題、有権者たちの意識をすくいとり、うまく応じることができるかどうか」
右や左、保守革新とは別次元の問題が有権者の目の前にあったのです。
「そんなことより経済が最優先さ、有権者は。」ではなく、その「そんなこと」が暮らす上で最も重要と判断したのです。というか、そんなことが成ってから経済だろうと。
欧米でも新潟県でも。
★日本人は中東から見ると「変わった人たち」だ : 世界は「欧米対イスラム」で回っている
重要と思える点をピックアップ
欧米とイスラム世界は近いところで向き合っていて、脅威とあこがれの入り交じった乱反射する鏡像のような言説を生み出し、入り組んだ関係を結んでいる。
イスラム世界対欧州、米国の関係を理解するのは、現代のグローバル世界の中心的な問題を理解することなのだが、
基本的にイスラム教は政治権力をめぐる宗教なので、誰が権力を持つのか、国際政治の中の力関係は… …われわれの宗教観からはまったく理解できないので、理解しようとしなかった。
なるほどです、イベリア半島からイスラム勢力を追い出してからスペイン・ポルトガルの大航海時代が始まりヨーロッパ人のアメリカ大陸の発見や世界支配がはじまりますが、その基本技術はイスラムの技術。
トルコは地理的には西アジアですが政治的・軍事的・スポーツ的にはヨーロッパです。
キリスト教のプロテスタントとカトリックの英国での争いも見ると、キリスト教とイスラムも似たような関係。実は似た者同士なんでしょうね。
シリアからの難民問題も、日本で言えば九州のどこかの県を中部地方以東で受け入れる感覚なのかもしれません。九州の難民を群馬県や栃木県で引き受けているような感じでしょうか。
教科書やマスコミと世界の現実はかなり違うのでしょうね。
ここ最近の世界情勢、マスコミにはもう少し違う角度から報道してもらいたいですね。
どこの国のマスコミもとまどっているようで時代に間に合っていないのは日本のマスコミだけじゃないのでしょうが。