フジロックが世界で最もクリーンなロックフェスということもあり世界で3番目に重要な野外音楽会場に選出されましたが、汚くなる1番手くらいの花火大会、その花火大会でも屈指の規模を誇る長岡花火も「ゴミの無い花火大会」との話題がネット上に多く見られました。
ゴミ問題はイベントの宿命ですが評判の2会場がどう対応しているのかネットを探ります。
フジロックのゴミ
この2つのサイトと動画でわかると思います。
★イギリスのロックフェス後の会場が汚すぎると話題に!【フジロックのクリーンさを比較】
概要を表す文章を引用
「フジロックフェスティバル」は世界で一番クリーンなロックフェスと言われていて、おとずれた外国人が会場のきれいさに驚いているようです。
2017年のフジロックはほぼ毎日雨でしかも世界3位の評判で新しい参加者が増えたのでしょうか、例年よりもゴミが多かったようです。しかし外国のロックフェスのゴミのすさまじさは別次元ですね。ただし外国はゴミ清掃労働者の仕事を奪わないことなども聞いた事がありますのでわざとなのかもしれません。異文化ですので簡単に比較はできませんが気持ちの良いのはやはり苗場ですよね^^
概要を表す文章を引用
ごみ・資源の分別ナビゲート… ecoアクションキャンペーンブースの運営… オリジナルごみ袋の配布
スローガンだけでは絶対に無理、こういうしっかりした人達が穏やかに苗場に文化を作って来たのだと思います。
★動画もどうぞ
いかがでしょ、ゴミを分別して捨てる日本文化の展示場にもなっていますね。外国の人達もたのしくごみを捨てていた感じ。
ゴミの無い長岡花火
ここも3つのリンクで紹介します。
★[togetterまとめ]長岡大花火、何十万人が共にゴミを分別する大会に成熟!田舎も良いっすよ^^
概要を表す文章を引用
ごみに関する主体組織も有り、直に呼びかけ、巨大な分別ごみ箱も設置。フジロックといい、田舎新潟県の民力(実は都会からの観光客に負う面大だが)っす。^^
このまとめの中に今回話題になった「ゴミの無い長岡花火」に関する情報がほぼすべて入っています。
話題になった「ゴミは持って帰ってくんねろか」
長岡花火会場の巨大さ、何と言っても日本一の大河信濃川の河川敷なのでとにかく広いのです。
新潟県内は晴れていても前日に長野県で降った大雨で大増水して下記の河川敷にまで水が達することもあります。長岡には全く身に覚えのない洪水です。しかし現代は完全に予報できますの御安心を。
ただ、そんな日本一の大河の河川敷を体験していることも楽しんでください。
まとめ内にある代表的ツイート
花火はもちろん最高だったけど、終わったあとのゴミひとつ落ちていない会場に感動した。日本一の花火。日本一のマナー目指すだけあるわ。 #長岡花火 pic.twitter.com/NJy2im5oCC
— 綾瀬 (@ayaseyuta805) August 2, 2017
続いて上記まとめから女性の感想を集めたサイトが人気に
★日本一マナーの良い「長岡まつり大花火大会」がすごい…何十万人が共にゴミを分別 :ガールズチャンネル(女子の好きな話題で毎日おしゃべり♪)
なんと248もの書き込みがあり、長岡花火のマナーの良さを語っています。様々な話題が有り面白いですよ。
「今回の長岡花火のマナーの話題で長岡市のイメージにおいてどんな変化が起きているのか」 が実に良く見えます。
もう一つ発見しました。
mixiです。
mixi、1104件ものコメントです。すごい大復活しているんですね。
ここでも県外の方の新潟県に対する認識の変化と新潟県・長岡市出身者の地元を誇りに感ずるコメントが多数みられます。
こういうのをシティプロモーションにおけるブランディングというのでしょうか。
新潟県や長岡市に対する「良きイメージや誇り」を作ることに成功しています。
最後に各ニュースサイトに配信されて日本中に長岡花火のマナーを広げた記事
★「ごみがほとんど落ちてない!」 長岡花火大会「マナー」に大反響
概要を表す文章を引用
終わった後に会場にごみがほとんど落ちてなかった――。日本三大花火大会の1つとして知られる「長岡まつり大花火大会」は、ツイッターでこんな状況を示す写真が次々に投稿され、反響を呼んでいる。
そのほか、ここではちゃんと「花火財団」にゴミ対策や実態を取材、早朝清掃ボランティアについても書いてあります。
以上ですが、苗場フジロック・長岡大花火ともにゴミ戦略をキチンと練ってあり、美しいスローガンや呼びかけだけでなく苗場ではゴミ箱に人を配置し丁寧なサポート、長岡では人の動線を考えさらに分別を2種類だけにするとか工夫し、早朝ボランティアで市民の意識付けが出来ているようです。
どちらもゴミ問題で地域から開催反対者が出ないようにゴミ問題の徹底という面もあるのでしょう。
それにしても見事なものです。
※両会場とも完全にクリーンというわけではありません。ゴミに心無い人が居るのは当然(それらも含めてのロックや花火、人間社会)、それを受けて他人のゴミも扱う仕組みを作っているのだと思います。また、常に発展途上という完成の姿なのかもです。
新潟県は日本や世界に鳴り響く2つの巨大イベントで「クリーン」を得ている訳で新しい時代の観光として良い流れなのではないかと思います。
外国人にも「実は最も日本を体験できる県」として提案できるのでは?
カスタマーレビュー60、★4.3の高評価 大きなゴミ箱