災害時の情報改善。行政+防災情報機関+災害情報キュレーター、これだけでかなり改善されるんでは?三条市・倉敷市等の例を見る。

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最近は日本中で災害が多く、2018年はとくに大規模な災害が起きた年だった。

行政による災害情報発信どこも苦労したようだ。今年に限らず以前からだが。

行政はその成り立ちから得意な分野と不得意な分野があるように見える。日常的に起きる事、そして同じく週間・月間・年間でやってくる予定・仕事、それらにはきちんと準備をして決められた手順でそれをこなす。決められたルールから逸脱することは基本的に無い。

しかし不測の事態が起きた場合、法律・組織内のルールに抵触しないものは個人で対応可能だがそうでないものは上司の許可が居る。法律違反の可能性があるものは当然できない。

災害情報・防災情報はほぼ全てを予想できるものもあるが、多くの災害は予想と異なる形で発生し展開してゆく。だからこそ災害へとなってゆくと言う事もできる。

例えば、「防災計画はあの川の氾濫想定であの施設に避難することになっているが、こっちの川が溢れそうな時にここらへんを避難者を通してよいものか?」

この場合、状況報告、上司の判断・さらに場合よってはその上の上司の許可が必要となり、さらに情報面でもその情報を流してよいのか、どういう文面であればよいのか、いつ流してよいのか等、担当者も上司もそのまた上司も緊張状態となる。日常の公務員の仕事に忠実であればあるほどそういう事になりそうです。

当然、情報も実際の行動もワンテンポ・ツーテンポ遅れ、場合によっては判断も行動も行われない。

ネット上を見ますとそういう状況に見える事が災害時には多々起きているように見えます。

 

 災害が多かった2018年、果たして避難準備や避難勧告・避難指示と避難所開設情報等の行政からの情報はうまく発信されていたのか、ネット面から見てみます。

さらにその他の組織・人の情報発信は同であったのか、補完し合えるようなところはあるのか?見てみたいと思います。

行政の動き

特に豪雨や台風は地震と違って、災害がいつ来るのかはだいたい解っていてどのような規模になるかもおおよそわかるものと思われます。

そのおおよそ予想できる災害に対して行政の情報発信はどのようだったのか?

特に台風21号で大きな被害が出た後の24号の防災対策情報、市町村は何を発信したのか?

災害時に最も有効な情報発信ツールの一つであるツイッターの活用で見てみます。

主に新潟県を見てみます、災害経験豊富、雪で毎年災害に備え、対応している県であり、参考になるのでは?

ツイッターをまとめたトゥギャッターを見ましょう。

台風24号に対する新潟県内の市のツイッター情報。大災害頻発の中やって来た台風にどのように反応しているのか…

 

上記を見ると、ほとんどの自治体が「強風や大雨に注意」だけ。それも1回のみとか多いようです。

具体的な動き・特徴のある自治体をあげてみます。

燕市

 

燕市は避難所の開設と避難時に何をしたらよいか案内しています。

 

見附市

もし災害が〇〇になったら〇〇をします。

こういう情報をあらかじめ出せれると判断に困っている市民は助かります。

 

 

南魚沼市

情報を見ていて避難時間の目安と持ち物についての情報があります。市民はマニュアル等の確認なしに判断基準がわかり便利。

 

民間の動き

 

ケンオー・ドットコムの例

行政が今のままでもケンオー・ドットコムが市の情報や市民空の情報を逐次流してくれるので大いに助かります。

新潟県県央地域のケンオードットコムが市民と築いた豪雪防災ツイの奇蹟!ここまでできるツイッター

 

 

倉敷市の例

台風24号の危機、倉敷市と地元国会議員のツイートが秀逸。このような公の情報とその他様々な情報を整理発信者が必用

 

行政が情報発信、ICT発信に詳しい地元議員(橋本岳代議士)が補足・・・このパターンが現状ではもっとも理想かもです。

 

長岡市の例

1.26の通行止め解除! 長岡市付近で高速通行止め、国道状況は?長岡市~新潟市間くらいの情報

これは大雪で高速などが止まって渋滞している時にお情報まとめ。

交通機関からの情報や市民情報等で構成。市民とのキャッチボール無しでひたすら情報をまとめたものです。

 

災害情報キュレーターがまず1人居れば…

ただこれだけでも災害の状況変化がタイムラインで見れ、また市民の肉声も見え、状況が解りやすくなります。

 

三つの例で言えるのはやはり情報のキュレーター・情報ハブの必要性。それもたった一人でかまわないのです。(ケンオー・ドットコムもいわゆる中の人は一人です)

大きなシステムや組織を考えがちですが、そんなの居りません。むしろ動きが悪くなる。情報の承認なんかし合っていたら行政の情報発信と同じようになってしまうでしょう。

どうも現状では一人いればそこそこの情報整理・配信ができそうです。

というより、一人の方が良いでしょう。

もし複数居ても得意分野・関心のある分野が異なることが多く、これまた補完が出来そうです。

新潟県長岡市では民間個人のキュレーターが複数いますが、全国の他地域では一人もいないところがほとんどだと思います。

 

おそらくそれができる人は潜在的にはかなりいられるものと思われます。

あとは、ケンオー・ドットコムや橋本議員や長岡市民の実例をあげ、

あれ、こういう事やってもいいの?俺もやってみるよ」という市民参加を促すだけ良いような気がします。

 

苦手分野を任せる

行政は苦手分野を任せ、得意の発災してからの事に集中でいいのでは?何年もやっているのに、10年以上やっているのに未だあんなツイートだけ、多くは何もツイートしないとか。これはもう向いていないですよね。

 

災害情報キュレーターやハブ機能をメインとした緩い組織を用意すれば、行政が苦手とする分野「どうなっているか確認がとれていないし、あがっている情報も信頼性が不明、どうやって発信できるかわからない」等と言う状況を易々と補完してくれるようになるのではないかと。

どでしょ。

 

 

 

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