雪国の人は様々な種類の除雪(雪かき)道具をもっています。
しかも、どのような雪にどのように使ったらよいか熟知しています。(雪国は雪かきとは言わずに雪掘りとか雪ほげとか言います)
でも、雪国に引っ越してきた人、2014年2月みたいに普段降らない地域に雪が降った場合どんな除雪道具を買ってきたらよいのか。
除雪道具を解説したいと思います。
- 我家の除雪道具一式
- 使用頻度順ベスト5と使い方
- 除雪に慣れていない方へのお勧め
ただし、使い方はそれぞれ、自由な世界です、除雪は。
私の使い方です、ほかの人と違う部分も多いと思いますがよろしくです。
1、我家の除雪道具一式
スチール製角スコップ、アルミ製角スコップ、スチール製スノーダンプ、樹脂製ラッセル、スチール&ゴム製雪庇落とし、子供用除雪道具
写真に名称を入れてみます。
では
2、使用頻度順ベスト5と使い方
あくまでも個人的なベスト5です。新潟県の中央部、湿った雪から乾いた雪、圧雪・氷、大量な雪に対峙しています。
1、樹脂製ラッセル
- 朝晩の玄関や車庫前の除雪に利用。
- 軽めな降雪に対して使います。
- 幅が広く一気に大面積を処理できます。
- 柄が長いので遠くに雪を投げることができます。
- ▲女性がこれで雪を扱うのは少量ずつでないと重過ぎると思います。
2、アルミ製角スコップ
- 上記ラッセルで扱うと重く感じる湿った雪、多めな降雪時に利用。
- 狭い場所をきれいに除雪
- スプーン面が大きく1すくいで大量に雪を処理できる。
- とにかく軽く丈夫、雪には万能かも。
- ▲アルミは柔らかく圧雪や氷には弱く曲がります。
先端が曲がったアルミスコップ
3、スチール製スノーダンプ
- 屋根の除雪に使われることが多いですが、我家ではウッドデッキや家の周りの雪を裏の川(用水)に捨てる作業で重宝
- スチール製のスノーダンプも軽量から重厚なものまであります、私のスノーダンプは厚いスチールを使った重厚・強力タイプ、重いですがどんな雪にも先端が食い込み雪塊から適量を分離、そのまま運搬が出来ます。最強です!^^
- これが発明されてから雪国の除雪が大きく改善されました。ノーベル賞をあげたいくらいです^^
- ▲女性にはキツイと思います。樹脂製の軽いものも有るのですが大量の雪を運ぶのはやはり大変。
4、スチール製角スコップ
- アルミスコップでは歯が立たない、圧雪・氷などはこれです。
- どんな硬い雪面も撃退できます。
- 昔、スノーダンプもアルミスコップもない時代はとにかくどこでもこれでした。
- 鉄は硬く強く、細かい作業がしやすい、雪像づくりとかの道具には欠かせません。
- ▲スコップ自体が重い、スコップのスプーン面積も小さく少量ずつの処理。
5、スチール&ゴム製雪庇落とし
- 屋根からせり出した雪、危険な状態な雪を落とす道具
- 玄関の上や人の歩く場所の上の雪を未然に落とします。
- こういう先端のものとワイヤで雪を切り落とすタイプがある。
- ▲屋根の下で作業をするので思わぬ大量落下に備えないと危険
- ▲足場の確保、緊急避難経路の確保等必要かと。
下↓ 雪庇 (これは滑ってせり出すタイプで危険、下にはゆけません。撮影15秒後ドドドと落下)
以上が使用頻度からみるベスト5です。
3、除雪に慣れていない人にはこれをお勧め
雪が降らない地域の方
- これ1本と言ったらアルミ角スコップです。
- 軽いので扱いやすく雪切り出しと雪運搬両機能が有りますし、樹脂製と比べて丈夫。
- さらに雪以外の夏季園芸等にも使えそうです。
- 雪国へスキーに行く方にはスチール角スコップをお勧め、最低でもこれを車に積んで無いと脱出は出来ません。そういう方はアルミではなくスチール製を家に置いておくのも良いかと。
雪国に来た人
- やはりアルミスコップが入門としておすすめ。あらゆる用途、雪質にとりあえず対応できます。
- その次はやはり圧雪・氷に無力なアルミ製スコップの補助としてスチール製角スコップ
- 雪に慣れてきたらラッセルとかその他道具を試して、自分にぴったりのものを見つけてください。
こういうタイプが良いと思います。
木柄アルミスコップ 炭 【除雪・泥上げ作業に/アルミ製石炭スコップ/軽量・頑丈】
とにかく除雪は除雪環境・作業する人の体力・技術・持久力に大きく影響されます。
ぜひ、あなたの道具を見つけてください。^^