この景色をいきなり信濃川の河畔で見つけたら・・・
見つけてしまいました。
ジャングルに発見したボロブドール遺跡かと見まがうような。
知っている人は大勢いたと思います。
信濃川の岸辺、釣り師たちの形跡が方々に見えます。
しかしこれは物凄い「歴史の中の夢」が表出した場所だったのです。
これは地域の遺産です。というより日本という国造りの遺産です。
では、それと知るまでの衝撃体験を・・・
遺跡発見物語
運動しなくてはならない。
自転車で信濃川堤防まで行って川原を歩こう。
今日は思い切って自転車とウオーキングのダブル攻撃だ。
すっかり自分の手足に調教したMTBの一番重いギアで信濃川堤防までたどり着く。
川の近くまで行ける場所は解っている。
堤防を降りて川の近くまで行く
増水している。
信濃川の上流は魚沼、名だたる豪雪地と、そして日本の屋根北アルプスだ。そのほか志賀高原や八ヶ岳がおまけという、とんでもない上流をもっている。
とにかくとんでもない量の残雪を抱えている。
快晴の新潟県の信濃川がグングン増水している。
日本中央を覆う高気圧が河川の水量を押し上げる。
川には怖くて近づけない。
この付近を歩こうと、上流に向かったら
石というかコンクリートの護岸施設を発見
四角い、これは桟橋の跡?
そういえば対岸はここ釜ヶ島と同じ、旧石津村の仲島だ。
ここから船が出ていた?
素人なりに思いを巡らします。
で、もう少し上流に歩くと。
こうやって歩けるのは春だからです。
春は草木が少なくどこまでも歩けます。
こんなシダの群生地も有ったり。
スカンボ(イタドリ)もあったり
見通しのいい河川敷。
そこにこれが出てきたのです。
衝撃
さらに進むとこんな風景も
これはいったい何なのか。
古代遺跡?
よく見れば全てコンクリート。
近代のものである。
場所からして護岸工事のコンクリート柱?
この並びは海岸の護岸工事の雰囲気にも似ている。
工事の跡地なのね。
と思って更に歩くと
テトラポットが出てきた。
大水量の信濃川から岸を守るテトラポット。
テトラポットって日本海でしか見た事無かった。
海に匹敵、さすが信濃川。
実はこの杭とテトラポットの並びがこの地域の、この国の歴史に大いにかかわっていたのである。