日本一長い手掘りトンネルは新潟県長岡市山古志に有ります。
急病人とか運ぶのに、医者に来てもらうのに、夏でも大変。
とりわけ冬はとんでもなく大変。
そんな峠を通らずに済むようにトンネルを掘ろう。
戦前に始めた住民による工事は戦後に完成します。
小松倉から水沢に出て広神に出る。
さらに鉄道にも乗れる。どこへでも行ける。
地図は地理院地図(電子国土Web)を利用しています。
この命がけのトンネル堀りは映画にもなっています。
まずはその中山隧道と映画「掘るまいか」について
中山隧道 新潟県魚沼市~長岡市(旧山古志村)2006・6・4 来訪
・・・かつて国道291号線に信じられないトンネルがあった。
・・・安全な交通確保のために村民自らが造り上げた手掘り隧道。
このトンネル、隧道と呼びます、中山隧道が出来る前はどうだったのか。
中山隧道の素晴らしさは難所である中山峠を体験してこそわかる。
無謀、あまりにも無謀な山古志の人達はそれを現代においてやってみました。
しかも、最も厳しい真冬の2月に。
アホです^^。バカです^^。失礼、これ思い切りの褒め言葉です。
けが人も犠牲者も出さずに無事走破したようです。
なんといっても中山峠を知り尽くした地元の区長の案内でしたから。
※ただし、あまりにもとんでもなく危険な斜面を歩かされたという恨み節も有り(いわゆる素人目に危険、玄人にはむしろそのコースが楽勝なんだよというやつかと)
そのレポートはこちらです。
地元ガイドと行く本格的なスノートレッキング!雪の中山峠を越えてみた。
上記レポートで中山峠の真冬の体験は十分です。
さて、大変さも山の魅力もわかるツアーは無いか
よ~し、春もやろう、という事になったようです。
しかし、実はこの時既に峠の主が呼んでいたのです。
今の時点で振り返ればそうとしか思えません。
知らずに4月29日残雪期の峠越えが決まりました。
さて、峠の主とは何者なのか?