日本家屋とはどういうものでしょう。
何となく、思い浮かべられるものがありますが、これだというものはあまり目にしなかったような。
越後妻有に確かドイツ人建築士(カール・ベンクス氏)がリフォームしていたような。
ドナルドキーンが愛している日本家屋。
空き家問題にどうしても日本家屋も入ってきます。
1、日本家屋とはなにか
2、日本家屋の可能性
1、日本家屋とはなにか
ピクシブ百科事典 日本家屋をまず見てみます。
- 自然と共生する、日本人本来の生活様式
- 柱が露出している(真壁)ことが多い
- 大陸から伝わったものではない
- 縄文時代から平安時代頃まで作られた竪穴式建物→ 掘立柱建物→ 礎石型建物と段階を追って発達してきたものである。
- 囲炉裏の存在や木の組み方をはじめ随所に有史以前(縄文・弥生)からの日本の伝統
- 木組みそのもので家を建てる、日本独特の柔構造(伝統工法と言われる)は、近年に至るまで変わらなかった。
- 建築基準法の改正に伴い、昭和40年代以降の日本の家は、・・・古来の日本家屋とはかなり異なっていることが多い。
日本の住宅(wikipedia)
- 今日の和風住宅の原型が成立したのは鎌倉時代から室町時代にかけてである。
- 鎌倉時代の鎌倉では、・・・地方武士住宅の接客室であったデイが変化して、「座敷」と呼ばれる接客室が成立した。
- 近世初期、関東で一般的な農民の住まいは、土間に囲炉裏を作り、床にむしろなどを敷くようなものも多かった。
- 明治期、欧米から伝来した西洋建築に対し、日本在来の伝統的な様式を踏まえた建築は和風建築としてまとめられるようになる。
- 大正時代以降、・・・和洋折衷の文化住宅が都市郊外にも多く造られるようになった。しかし、家の中では靴を脱ぎ、畳でくつろぐといった生活スタイル自体はほとんど変わらなかった。
2、日本家屋の可能性
日本人がみる日本家屋と、外国人が見る日本家屋が有ると思います。
ここでは、日本の古民家再生とドイツ人カール・ベンクス氏の古民家再生から日本家屋の可能性を見てみます。
日本民家再生協会
理念(HPより)
幾世代にもわたり風雪に耐えてきた日本の民家が、経済・社会構造や生活様式の変化のなかで取り壊され、失われようとしています。伝統的な日本の民家は、地元に育った木と地域の人々の技術で造られた住いであり、「日本の住文化」の結晶といえます。
このような民家を守るため、日本民家再生協会(JMRA)は、「日本の民家を次代へ引き継ぐ」を理念として掲げ、活動を展開しています。
活動の3本の柱
- 民家を楽しむ・学ぶ(啓発・普及)
- 民家を1棟でも多く残す(民家再生)
- 民家の利活用による地域再生(社会的利活用)
大いに期待したいですね。
カールベンクス
古民家再生がきちんとビジネスになっています・・・
雪深い、新潟県十日町市松代・・・
大幅にイメージが変わりますが、住み続けられる、移住したくなるような建物は「有り」ではないかと。
カールベンクス方針を見てみます「古民家再生とは…?」・・・HPより引用
- 築100年以上の古い民家の骨組みだけを生かして、それ以外は新築の家と同様に建てられます。
- 今では貴重な財産であるケヤキの梁や柱を後世に伝えることができ、それと同時に現代の暮らしに合った快適な生活を実現させます。
- 伝統的な暮らしの息吹を残しながらも、そこに現代の暮らしを調和させることで世代を越えていつまでも末永く住み続けられる住宅を提案しています。
日本家屋や古民家は、その暮らしが解る人にはとても価値が有り、贅沢な暮らしになりますね。