AKBグループの新潟支店、NGT48が誕生する過程のお話しはそのまんま地方創生に応用できる傑作!

#ProjectTOKI ~新潟にアイドルの輝きを~

作者 板野かも

という小説が実に面白い。

AKBグループがはじめての人口100万人未満の地方都市新潟市に進出、大都市でしか成り立たないものと言うイメージを覆した成功例。

この小説はその初期、NGT48が成立するまでの様々な物語で構成されています。

 

こんな記事がネット上にあります。

上記は小説にイラストレーターがイラストを提供しているという記事

NGT48にも実に様々な人が参画しています。

そう、AKB関連は実に多様な人にチャンスを与えています。

作詞は秋元康氏が受け持っています(実に素晴らしい詩の数々でしょう、日本語としてただ詩を読んでいても気持ちの良いもの)

チャンスをもらう人々は

作曲、編曲、デザイン、写真、動画作成・・・

など、東京にいてチャンスを得る方、地方の支店(名古屋・大阪・福岡・新潟・瀬戸内)に通って仕事をする方、様々なのでしょうか。

 

で、今回のこの小説を読むにつれ、巨大資本三井不動産や地方の核となっている企業新潟交通が参加し、その様々な技術を持つ集団AKBグループが加わった完全な「地方創生」物語をひもとくのがこのNGT48の小説なんじゃねえ?と感じまして、これは紹介しなくてはとなったのです。

 

さて、その小説はここにあります。

#ProjectTOKI ~新潟にアイドルの輝きを~

既にNGTが立ち上がるまでが終わっています。

めっちゃ面白いので是非読んでみてください。

 

その中で重要な回、地方創生に当たる際に読んでおくべきものを紹介します。

お話しのリスト、インデックスを拝借します。

 

M00. Overture

Overture – 日陽の始まり
Overture – 美南の始まり
Overture – 由佳の始まり
Overture – りかの始まり
Overture – 萌香の始まり

・・・ここまでは、新潟県の少女3名と県外の少女2名の志や日常のお話です。アイドルに憧れる・アイドルというものに気付く物語が、そう、様々な現実の個人が語られています。地方やその周辺に住む少女を知らない方は一読を。最初に輝くことになる5人のことが書かれています。

M01. 日本海の憂鬱

第1話 第5回AKB48選抜総選挙行政職員の問題意識、AKBの観られ方など「下地」が書かれています。地方を変えるのは行政職員の本気が無ければ始まりません、1回こっきりの人生を無駄遣いしない!
第2話 新潟にアイドルを・・・引き続き行政職員の葛藤を、秋元康氏に触れています。実は秋元康氏はエンジン01という文化イベントで新潟市や長岡市に深くかかわって来ています。小説では話がややこしくなるので割愛されているようですが新潟県の事情に秋元氏は詳しいはずです。(※参考:AKB48とNGT48新潟と秋元康さんと越後長岡の繋がり )
第3話 700人と70,000人

M02. 47の街へ

第4話 会いに行くアイドル
第5話 全国一斉オーディション
第6話 夢へのルート
第7話 涙2018年5月8日

M03. 君は何処に

第8話 新潟美少女図鑑…固有の文化の存在、新潟にはアイドルの土壌が有った。・・・無理に作っても駄目なんでしょう、新潟には全国に先駆けた美少女文化が既にあった。その土地固有の文化に目を向けなくちゃ。(※新潟県はアイドル王国 AKBの新潟版NGT48発表、そこで新潟のご当地アイドルを調査、いっぱいありました^^
第9話 未来への照準
第10話 群雄割拠

M04. 時代の足音

第11話 黄昏のアイデンティティ
第12話 始まる競争
第13話 国境のトンネル
第14話 北の急襲

M05. 結成オファー

第15話 新潟の武器・・・新潟市が他の大都市と違うのは「危機感」、AKBの新潟進出は日本中に普遍なアイドル文化を巡らすには新潟市の可能性をからみつけるしかない。そういうことだと思います。東京も名古屋も大阪も福岡も、全国もお話ではない、新潟市、新潟県は全国に展開できるお話し。…
第16話 この街のためなら
第17話 希望の住む街
第18話 NGT48

M06. 黎明前夜

第19話 特報
第20話 輝ける場所
第21話 Not Yet

M07. 集結

第22話 憧れを現実に
第23話 選ばれし者
第24話 人生の選択
第25話 最終審査
第26話 羽ばたきの時

そして最後に「作者より」というお話があります。大切なことが書かれています。

作者より

ここには作者がこの作品を書くに至った背景や、暖かい気持ちが書かれています。

大事な部分ですので少し引用させてもらいます。

 

…地域の感動実話を題材とした小説コンテストを開催されるとの告知を目にした瞬間でした。「これしかない!」と思い立ち、その日の内には執筆準備に入っていました。…(私見:チャンスの前髪を掴まれた感)

…何より私自身、「不遇の地方支店」という評判を覆してスターダムを駆け上がっていく彼女達の物語に強く胸を打たれていたので、…(私見:モチベーションは純粋でしかも公共の利益に繋がっていること)

 

ヒットの条件の揃った作品のように思います。既に、成功はなっていると思います。

最後の最後に今回触れられなかったNGT48のアイドル達のファンに向かって今回取り上げられなくてごめんなさいとしっかり触れていられます。

アイドルとアイドルファンの事を良く解っていられるんですね。ハート鷲掴み^^

 

ということで、様々に地方創生の重要な教本になりうる作品です。

書籍化も大期待ですね。

 

しかし板野かもさん、良い仕事されていますね。

こんな素敵な作品まででてくるとは^^新潟は依然としてツキ続いています。