自遊人2017年8月号のテーマは「新しい温泉宿」
前半の特集は超高級旅館といった感じでしょうか、一泊一人10万円以上の世界。
新しい温泉宿。
2016年3月にオープンした
『アマネム』を皮切りに
7月には『星のや東京』、10月には
『ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 熱海』
など、 次々に新しいタイプの温泉宿が
開業しています。
果たして今までの温泉宿とは何が違うのか。
自遊人かつての人気企画、覆面取材を復活、
自腹で泊まってその中身を
チェックしてきました。
面白かったけど自分には関係の無い世界(T_T)
思いきり稼いで思いきり疲れた方々が楽しんでください。
で、毎号真ん中ぐらいの白黒ページの特集「Talk about the future」があり、本1冊分くらいの量と内容になっています。
個人的にはここが面白かった。
詳しくは書けないのでポイントだけ
中国地方でとても頑張っていた先進的な温泉が倒れた。
こういうところが見殺された事にショックを覚える。
これから温泉宿はどうなるのか。
ネット予約やインバウンドのこと。
という流れから提案が出てきます。
個人的にはビジネスホテルに大浴場がついているところがある時代、お決まりの旅館料理の宿よりビジネスホテルに泊まって町で好きなものを食べた方がめちゃ安くて満足が出来ると思っている。
でも、あの旅館の雰囲気は好きなので、できれば素泊まりで居酒屋やすし屋やレストランを持っている旅館があれば最高なんですが。
出てくると思います、もうあるのかな?
さて、自遊人では専門家お二人、井門隆夫氏と岩佐十良自由人編集長で話されていますのでもっと深いお話になっています。湯治のお話から一人旅のお話、現代のニーズについてヒントに満ちています。
考えてみれば現代日本自体が温泉街みたいなもの、この特集は時代の変化をいかにとらえて工夫して行けばよいのかのヒントが多々あります。
厳しいですが例えば私みたいな勝手な要望も聞いて行かなければならないのです。
「こうあるべき」とか「俺の権利・俺の縄張り」とかの既得権益はどうやら無くなっていたのです。
見渡せば既得権益をそれでも旧来のまま守ろうとしている業界はすでにがたがたなような気がします。
あの業界や、あの著作権業界など、向いている方向が狂っていますよね。
どうぞ、読んでみてください。