DMOとは何…観光地域づくり、新しい観光対応。実践地紹介リンク集とDMOのまとめ。

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DMOはDestination Marketing/Management Organization らしいです。(destination 目的地,行き先,到着地)

まずは、公益社団法人 日本観光振興協会のページを見てみます。

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第 1 回「DMO 研究会」のご案内のPDFから要点をピックアップします。

日本版 DMO の概要について

1-1.わが国の観光地域づくりの背景・・・人口減少が急速に進むことで地域経済が縮小していく厳しい環境の下、「交流人口の拡大による地域活性化(観光振興による地域づくり)」が重要な政策課題となってきている

1-2.従来の観光地域づくりの推進体制とその課題・・・従来の送客受け地として培われてきた体制から、多様化と個性化が進む旅行者マーケットに柔軟かつ的確に対応できる体制へ転換を図ることが求められている。

1-3.新たに台頭するプラットフォーム型の「観光まちづくり組織」・・・地域の代表性をもつ組織ももたない組織もあるが、ソーシャルビジネスとして生まれたこれら組織が地域の観光集客の核となり、その周辺にスモールビジネスが生まれることで地域全体が活性化されるという構造を生みだしている。

1-4.日本版 DMO の概要・・・『 観光地(地域・観光資源)のマーケティングとプロモーション(ブランディング)を担い、観光集客をはじめ、資源管理やサービスの品質(安全)管理、観光戦略の立案や事業計画のマネジメント機能を有する自律的に運営される組織 』

ということだそうです。

続いて、その後の「DMO研究会」をネットに探してみます。

2回から4回までは見つかりませんので5回から

第5回DMO研究会:観光地の安全管理マネジメント(2014.5.15)

第6回DMO研究会:日本型DMOの成功事例(2014.7.10)

第7回DMO研究会:観光圏事業にみる地域マネジメントの仕組み(2014.12.15)

第8回DMO研究会:おもてなしの国の観光品質とは(2015.1.19)

 

 上記各回の実例のページをリンクします。

南信州観光公社・・・長野県飯田市で地域の特性を活かした、約160のエコツアープログラムを取り扱う旅行代理店。各種団体旅行や季節限定のオリジナルエコツアーを提供。(グーグル)

事業の中心は体験教育旅行ですが、最近のヒットは、地域の中の名桜を案内人の「桜守」と一緒に巡る「桜守の旅」です。各集落にある桜も花見の対象とし、集落の高齢者たちが元気になるという実質的な集落支援です。(日本観光振興協会HPより)

 

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小値賀観光まちづくり公社(長崎県小値賀町)・・・ 何もないところから民泊受け入れ民家70軒をまとめあげ、宿泊客も約年間1万4,000人。その結果、小値賀観光まちづくり公社に20人の雇用が生まれました。この10年間でIターン移住者は120名になりました。(日本観光振興協会HPより)

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 信州いいやま観光局(長野県飯山市)・・・

 信州いいやま観光局は、飯山観光のご案内や、飯山を訪れて下さるお客様が「心癒される日本のふるさと」を体感できる旅を創出します。(グーグル)

飯山の取組で全国のモデルになるものは、“飯山旅々”という311のプランです。これは集落をほぼ網羅する体験プログラムです。地域の多くの人たちが参画する中で、売れる商品と売れない商品の差に自ら気がつくことをポイントにしています。(日本観光振興協会HPより)

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みやぎ大崎観光公社(宮城県大崎市)・・・

宮城県大崎市の観光・物産・旅行を取り扱う一般社団法人。宮城県大崎市はH18年に古川・鳴子・岩出山・松山・鹿島台・田尻・三本木が合併して誕生した鳴子温泉郷を擁する宮城県北部の市です。(グーグル)

ここのポイントは着地型観光総合窓口です。これまで旧町村でバラバラに行ってきた観光振興のうち情報発信について、「大崎ブランド」として一元的にアピールすることが狙いです。(日本観光振興協会HPより)

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 ドイツロマンティック街道協議会・・・

たとえば、ドイツの「ロマンチック街道」のHPは、ロマンチック街道に関するあらゆる情報が掲載されており、それらが7カ国語で読めます。バス、レンタカー、自転車のレンタル、ホテルやレストラン、サイクリング時の荷物の託送サービスまで日本から予約ができます。それを「ロマンチック街道協議会」がワンストップで行い、マネジメントしています。これがDMOの1つの原型です。(日本観光振興協会HPより)

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八ケ岳がドットコム・八ケ岳観光圏ポータルサイト(長野県)・・・

八ヶ岳南麓の北杜市、富士見町、原村の3市町村が 観光振興を目的として国から重点地域に指定され、八ケ岳観光に貢献する様々な事業を展開しています。(グーグル)

八ヶ岳観光圏(八ヶ岳ツーリズムマネジメント、以下「八ヶ岳TM」)は、平成25年4月に6つの観光圏の1つとして認定されました。自然や歴史、文化を共有している地域が連携しようと八ヶ岳を中心に置き、山梨県の北杜市、長野県の富士見町、原村の1市1町1村で観光圏エリアを形成しています。(日本観光振興協会HPより)

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雪国観光圏・・・

雪国観光圏ではいくつかのワーキンググループを設置し、課題整理検討しております。スノーカントリートレイルもその一つであり、3県7市町村を繋ぐ約280kmくらいに及ぶロングトレイルです。(グーグル)

雪国観光圏は、新潟県の湯沢町を中心に、南魚沼、魚沼、十日町、信濃町、長野県の栄村、群馬県のみなかみの3県7市町村で構成しています。東京から新幹線でわずか64分という距離にある、世界で最も雪の深い地域です。川端康成の小説『雪国』の冒頭の一節「国境の長いトンネルを抜けて」の世界観そのものであることから、そのフレーズをブランドコンセプトに定め、世界に誇る雪国の暮らしや文化の価値の表現に取り組んでいます。(日本観光振興協会HPより)

yukiguni

 

いかがでしょうか。

やっているんです、やっているところは。

「うちもやるか」横並びの意識からは差別化できるようなものは生まれないし、形だけ似た、思い切りつまらないものしか出来ないと思います。

ドイツロマンチック街道のホームページを見ても解る通り、キレイでカッコイイホームページを意識するよりもとにかく中身です。欲しい情報を提供することが最も優先されることでしょう。

新時代の観光客は勝手にプランを立ててそこに来てくれるのです。

 

追記:201711

どんどん新しい実例・実績・ノウハウが増えています。最新情報に基づいた分析が必要です。

★関連最新刊 DMO 観光地経営のイノベーション 2017/5/31

アマゾンの解説を一部引用

地方創生に向けた観光振興の中心施策として続々と誕生する日本版DMOの確立・運営のポイントを導く。

 

 

関連まとめ:

 

 

 

 

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