2016年1月24日~25日、日本列島を寒波が襲いました。
西日本にも多くの雪が降りましたが雪の本場北陸にもたっぷりと降りました。
1昼夜で約1mの降雪が記録された朝の町内です。(降雪が1m位でも乾雪だと積もって締まると半分から3分の1くらいになります。今回は湿気の少ない乾雪)
町内に降った豪雪をやっつける過程
1、夜中、夜でも写るモードで撮影、地下水で道路の雪を消す「消雪パイプ」というシステムがあまりの降雪に追い付きません。
町内方々で車がまともに通れない道路になってます。
2、朝5時30分、道路に降り積もった雪、車庫前の雪、これを取り除かなくてはなりません。
目標は朝7時
3、目標時刻の前、6時30分くらいに車庫前と市道の除雪完了。
写真のように、ここの除雪はスチール製スノーダンプと樹脂製ラッセルとアルミ角スコップでやっつけました。
まだ降り始めで圧雪や氷が無かったのでアルミスコップを使いましたが、圧雪・氷が来たらスチール製の角スコップになります。
4、6時前後から近所も出てきており、各家の前の市道の除雪が進みます。
どんどん道幅が広がります。
「自分の自家用車を便利に使いこなしたいから家周りの除雪をする」が集まって、意識有る無しは別に市道が常に快適な状態で維持されてゆく。
気づかないうちに、「その時生れるコミュニティ」に参画している。あの不思議なコミュニティの朝夕の通勤通学コミュニティが安全で効率的なラウンドアバウト(環状交差点)に参画・維持しているように、この除雪も無意識でも参画してしまう市道維持コミュニティになっている気がします。
5、町内の人力であの1台通れるかどうかの市道がほぼすれ違い可能な幅に復活。
ここまで来ると、くたくたの消雪パイプも実力を発揮します。
ということで、雪国では1昼夜で1mの降雪(積もると半分くらいになります、積雪は50cmくらい)は町内でやっつけられます。
各家庭で、道具はまちまちですが玄関や車庫前と自分の家の前の道路の除雪、これを暗黙の了解でやっています。
道路に各家庭の玄関・車庫前の雪を出すことも有りますが、ほとんどは道路の隅にある雪を道路中央の消雪パイプで消す為です。
くどいですが、そうやって公共の道路は維持されているのです。