新潟県長岡市の旧越路町の大部分と旧長岡市の西南部親沢、小千谷市の北部片貝。
神社の脇になんと芝居小屋(芸能ステージ)が有る地域です。
地域の宝、まだ何らかの形で生きています。
芝居小屋というより、歌や踊りの発表の場にもなっていますが・・・。
一部紹介します。
1、芝居小屋の例
下記は神谷の神社、左側の建物が芝居小屋かと
下記は、旧長岡市の親沢の神社、右側の建物が芝居小屋かと
下記は塚山神社、神社と向き合って、神様も観劇できる配置。
下記は岩野の石坂神社
片貝はグーグルストリートビューで、四尺玉の上がる浅原神社。
右側の建物が芝居小屋です。
2、小屋のある地域
おおよその地図は以下、端っこの集落を記載しました。
この地域内の集落のメイン神社にはほぼ必ず芝居小屋が有ります。
旧長岡市の親沢集落は昔から越路中学に子供を通わせていました。
昭和30年代の県の指導で越路町になれませんでしたが文化的には同じであることがわかります。
また、片貝も越路地域と同じ文化の地域。
様々な思惑で離れましたが同じ文化を持った地域です。
逆に神谷の北にある越路中沢や飯島などはやはり長岡市に近い地域と言えそうです。
片貝の周辺の調査が弱いのでもう少し調べてみます。
3、一流文人・芸能人を輩出、企業も物語を持っている
芝居小屋では村芝居が開催されていたそうです。今でもやっているところが有るようです。
で、全て創作のようです。
芝居のほかに踊りの発表をしていたり、ステージの利用は今でも活発です。
そのせいもあると思うのですが、この地域から創作の人が生れています。
- 井上円了・・・妖怪学講義ほか(浦集落)
- 和月伸宏・・・るろうに剣心ほか(浦・神谷集落)
- 半藤一利・・・山本五十六ほか昭和史の著作(半藤さんは父の故郷、岩野に疎開していた)
- 三波春夫・・・俵星玄蕃ほか(塚野山集落)
さらに企業として朝日酒造(蛍や自然保護)やヨネックス(プロ選手専属契約の先駆け、ナブラチロワ等)等が様々な物語に基づいて発展してきています。
普通に創作と演技が有った地域。全国にもあるのでしょうか。佐渡は集落ごとに能舞台が有るとか。
長岡市に置いて少し毛色の違う地域という感じの越路地域。
これを入れて現長岡市南部の創生を考えたほうがここだけの特色が出せ住民の「手伝いたい」の気持ちが引き出せそうな気がします。それこそが地方創生なのだと思うんですがどかな?。
今度、もう少し詳しく調べてみます。
で、Youtubeで実際の村芝居のビデオ発見!
2011沢下条秋祭りとのこと、よくぞ貴重なビデオを!どぞ!