長岡市の悠久山球場、2016年夏、甲子園予選ベスト16の試合「日本文理対長岡大手」が超満員になるという前代未聞の事態。
決勝戦でも開けた記憶が無いという外野席まで開放。4600人の観衆で埋まったらしい。
大きな宣伝したりもしなかったようだし、なんでこんな大勢が集まったのか?
地方創生のヒントが有るんじゃね?
ってぇことで、ちょっと整理してみます。
思いつくままに〇〇意識なんてのも、これかな?と思いながらつけててみました。
- 地元の高校の出場・・・「私の母校」、「家族の出た学校」応援しなくてはならない・・・当事者意識
- 強豪校の来襲・・・甲子園で準優勝したこともある強豪が次の対戦相手だ、ここは応援しなくてはならない・・・保護意識・助太刀意識
- 直ぐそこの球場・・・思い立ってすぐ行ける近さ。入場料も安い(入場料500円のみ)・・・手軽さ意識、
- 会えるかも・・・普段会えない友人が集まりそう・・・仲間意識
- 心が揃う・・・集まった人の気持ちは一つ・・・仲間意識
といった感じでしょうか。
あなたのことだよ。あなたの力が無いとだめ。俺でもできそう。あいつらも来るかな。
これをみるとやっぱりあれを思い出します。
行き易くて、思わず手助けしたくなる仕組み
以前ちらりと書いた
「参画:負ける建築(隈研吾さん)と弱みを見せて市民を誘引(河井孝仁さん)と劉邦」
弱みを見せる
行きやすい、入りやすい環境づくりと、思わず「俺が助けなきゃ」という感情の喚起でしょうか。
当事者意識・助太刀意識・手軽さ意識・仲間意識のセットでしょうか。
「そんなに困っていて、そんな事でよいのなら俺がやるよ」という気持ちになってもらう。
(今回は「そんな強豪が来るんなら応援だけだけど俺も行くぜ。という感じでしょうか。」)
今までは
「こんなに凄いことをやるんだ、手伝ってよ」 ← モチベーションは起きない
「そんな凄い事・面倒な事俺には出来ないよ、俺には関係ないよ、俺でなくてもいいじゃん、俺じゃない方がいいじゃん」
から、
「みんなの為のイベントだけど、俺たちゃ入場整理のノウハウ・能力は無い、任せるから朝だけでも助けてくれないかな?」
「わかった、経験ないと難しいよな、あれもやり方次第さ、朝しかできないけど任せてくれ」
ということなんだろうなと思います。
やはり「助けて」と弱みを見せるか、危機感を持ってもらう事が大事なようです。