築300年長谷川邸と塚山宿、柏崎広田峠と小千谷薬師峠を結ぶ、小千谷港と薬師峠間の道祖神取材も。

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長岡市越路地域(旧三島郡越路町)の塚山に有る文化財長谷川邸が2016年で300年になります。

長谷川邸は庄屋として地域最大の地主でもありましたが塚山宿は当時交通の要衝中の要衝。

明治になっても北越鉄道は塚山を通すことになり、その為にルートが決定、信濃川の渡河地点が決まった為、長岡駅は今の場所に決定したそうです。

つまりそれだけ重要な場所だったようです。

「塚山を通したので長岡駅の場所が確定した」らしいです。

 

で、その峠関係の関連地図です。(広田から薬師峠間は北条町史・越路町史・小国町史からの推定です)

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長鳥川沿い 広田の下流に北条があり、そこは越後毛利氏の居城でした。

もともと毛利氏は南条佐橋に居たわけで、そこも交通の要衝。

佐橋は鯖石川を横断できる場所として最も下流の地点、街道は柏崎平野を横断せずにここまで迂回してきて、山並みに沿って北上します。

北条は、実際に行ってみると長鳥川で船で行ける最上流という感じでした。

物流を考えた場合やはり要衝。

 柏崎の海の幸や、関西からの船で届いた物産は北条から長岡や小千谷やその先の魚沼に届けられたのではないでしょうか。

参考:北条(佐橋)に集まった物産: 鎌倉幕府を支えた越後柏崎佐橋、大江・毛利の夢の砦

参考2:片貝はなぜあの場所に生まれた?: 中越の川の港「河戸」があった土地がやはり栄えた、地図化

           長岡 L1 信濃川 L1 L1  信濃川 L1

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                  渋海川    R2 片貝 R2 池津

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 柏崎 R1北条R2 広田峠 R2 塚山宿 R2 薬師峠 R2山谷R2小千谷ue1sita1

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京・関西              小国            十日町・六日町

また、その逆魚沼や小千谷・長岡の物産は北条から柏崎に運び関西に送られていたのではないでしょうか。

その際に使われたのが広田峠、八石山や金倉山等の高い山並みが広田峠付近で低くなります。

ここには並んで塚山峠もあります。(北越雪譜にも「雪吹に焼き飯を売る」などの話と塚山峠の吹雪の絵あり)

 

 ともかく、今回は小千谷から薬師峠を目指します。

その街道沿いに様々な石のモニュメントが有り、いかに庶民にも親しまれた街道であったのか。

偲ばれます。

 

1、平沢町あたり、切株はグーグルストリートマップでは切られていません。

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 2、石碑ですね。

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 3、神社になっています。

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 4、山谷への上り坂、溜池の前

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 5、いよいよ山谷の集落内です。庚申塔と書いてあります。

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6、畑の中にちょこっと

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7、片貝方面への分岐を過ぎて薬師峠への道の脇道の脇に

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8、薬師峠へあと少し、小千谷カントリーの分岐地点に二十三夜塔

(二十三夜塔は月待塔(つきまちとう)の一つで、Wikipediaによると、月齢の夜、「講中」と称する仲間が集まり、飲食を共にしたあと、経などを唱えて月を拝み、悪霊を追い払うという宗教行事)ここからはさぞかし美しい月が見えた事でしょう。

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8-2、振返ると小千谷市街から魚沼三山ほか景色抜群

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9、小千谷と小国の間の山並みで最も低い当たりですが(だから主要街道になった)それでも雪がたっぷり、峠へは行けませんでした。また来月にでも。

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今回見てきたように、この峠への街道沿いに小千谷の街中から石仏みたいなものがありました。

北越雪譜の中のお話し、魚沼からの旅人もこの峠を通ったはずです。

塚山宿に降りて、あのお話しでは塚山峠を通って椎谷藩の方にでも行くつもりだったのでしょうか。

薬師峠から塚山宿への道も興味深い場所。

この街道の真ん中に塚山宿と長谷川邸が有ったのです。

おまけ: 去年この峠付近を探索した記録: 柏崎と長岡・小千谷とを繋ぐ謎の峠探索、北国と三国街道を繋ぐ薬師峠周辺が楽しめた

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