日本国と違う国に行きたい、ただし日本語を話し、日本らしい人情も解る国。
いわゆる太平洋ベルト地帯は似た気候、同じ系譜の歴史を共有する地帯てす。一方、気候も歴史も中央反抗で異なり、さらに大陸的な要素で構成された新潟という国。
ひょっとすると、あなたに合うところかも、基本田舎ですので「これだから田舎はいやなんだよね」も
当然多く含まれていますが、それは実際の外国の田舎とも変わりがないところでもあるかと・・・。
その前に新潟県はまず一般的な県レベルではなく大きな州か国レベルです。「新潟県地理的に広過ぎ!下越が茨城県、中越が千葉県、上越が神奈川県だった」
で、とにかく異なる点を挙げてみる。
日本国首都圏と新潟国の異なる点。
1、まずは防災に強い、雪国であるという事、家が丈夫であること
最近の日本は災害が多い、しかも今までになかったような大災害が。防災が出来ている市町村・町内会、それの有無が自分・家族の命を守ります。
で、新潟県は
- 気候が首都圏と正反対、特に冬は晴れと雪が反対、首都圏晴の時は新潟は雪。
- 乾雪も湿雪も降り、大雪もあり、雪崩や広大な平野の地吹雪もあるので国の雪氷研究所(長岡市:防災科学技術研究所)もある。だからあらゆる雪災害に対応できる。
- 雪に耐える為柱は太く丈夫、屋根は瓦では無くて軽いもで中越地震(最大震度7)でも住宅倒壊や一階が潰れるなどの被害は他地域と比べ大幅に少なかった。
- 住宅は3階建ても多く、車庫を兼ねたコンクリート造りの1階が多く、地震と水害ともに強くなっている。
- 各町内に「消雪パイプ管理組合」などが組織され、防災訓練ではなく。実際に防災をする組織が多く存在する、雪以外の災害時にも住民での対応力が高い。
- 朝晩の除雪が必要な日が多くあり、自分のペースで除雪出来るので運動にも精神的にも健康になれる。…人も多い(対応次第)
2、大陸的、穀物大国・エネルギー大国
日本は食糧生産・自給率に難が有り、エネルギーも輸入に頼る状況であるが、一方新潟国は穀物(米)は日本国で一番の生産量を誇ったことが多く、エネルギーの天然ガスも1番の生産量である。
つまり、食料・エネルギー大国、大陸的な国である。
- 美味しい米が大量に採れ、日本酒(地酒王国)・米菓(日本1の生産量)でも楽しめる。食糧や酒に困る事は無い。
- 新潟の天然ガスはパイプラインを通じて東北・関東・中部地方に広く供給されている。また、日本海にはメタンハイドレートも豊富にあり、天然ガスや石油の採掘技術の集積された新潟県はエネルギー採掘技術、搬送技術も有ります。
- 新潟県の機械産業は明治期の石油発掘機械がベースであり、歴史的に機械生産が強い。
3、変革の許容
新潟県は律令国の越後と佐渡ので構成されており、京が中央だった時代、遠隔地ということで多くの政治犯が流されてきましたが、それぞれ、越後と佐渡で盛り返し、日本を変える力となりました。
詳しくは「約束の地・新潟県、NGT48荻野由佳、フジロック、上杉、親鸞、日蓮。越後・佐渡に流れ来る」もどうぞ。
- 新潟県は流刑の時代の後、中央に物申す地になっています。
- 鎌倉の初期、越後は幕府の直轄地になり、京の政治から幕府の守護地頭を配置してゆく最初の方の国となりました。また、柏崎付近の佐橋庄は頼朝の側近大江広元の領地となっています。
- 戦国時代は上杉謙信が2度上洛し、幕府に頼られ意見を言っています。
- 関ヶ原の戦の初期では越後から会津に移ったばかりの上杉景勝がただ一人時の権力者徳川家康に意見・敵対しています。
- 戊辰戦争では、新政府軍に長岡藩(河井継之助家老)が意見・敵対しています。
- 昭和には田中角栄が太平洋側中心の制作に異議を唱え日本列島改造論を著し首相になっています。
- フジロック、大地の芸術祭、長岡大花火、燕三条工場の祭典、新潟酒の陣…。新潟県だからこそ出来たオリジナリティあふれる世界屈指の巨大イベント。
変革をしようと言う人、それを支える人が新潟県には生まれやすいように思います。
違う気候・違う価値観の国へ簡単に行ける。そこは新潟県
ひょっとすると今と異なる価値観で生きて行ける?
大して変わらないよ。と言う人が多いと思いますが、どうでしょう、私は違うと思います。
気候と自然が全く違いますし、北緯37度前後は首都圏と比べ夏の長さが違います。
当然住んでいる人は違ってきます。
新潟県の方が合う人がいるのではないかと思います。
逆に言えば合わない人もいるのでしょうが・・・。
斬新な視点の投稿が目にとまり、あちこち見させてもらいました。
「新潟県地理的に広過ぎ!下越が茨城県、中越が千葉県、上越が神奈川県だった」は、目からうろこです。
長谷川邸にいらした関東の人が、「弥彦って遠いのね」と言われるのも無理はないな~と。
江の島の来たついでに、日光東照宮にも寄ってみたら、みたいなことを言ってるのかも?と思いました。
日本国と異なるもう一つの国に、もっと来てもらえたら良いですね。